10.31.火  
輝く時計塔
 グラウンドの際に立つ清友高校創立50周年記念の時計塔が晩秋の日射しを浴びて輝いています。太陽がちょうど時計塔のてっぺんの位置にくるように、少しずつ体をずらしてみました。
 
 すると大発見です。4人の若人が腕を伸ばして掌を天に向け、あかあかと輝く丸い太陽を掴んでいるように見えます。太陽は宙を、針は時計盤を巡り、時は一瞬たりとも止まることなく動き続けています。

 時計塔は、この学び舎で仲間とともに過ごした一刻一刻を、宙を巡る太陽を掴み、記憶のフィルムに焦き付けているようです。また、仲間とともに次々と天に向かって羽ばたいていく姿にも見えます。この塔を作られた方の想いが少しだけ分かったような気がしました。
 

 創立十周年記念式典が終わり、2日間の休みがありました。そして、今日から新たな時を刻み始めています。坦々と、津々と、深々と、時が過ぎていきます。二十年、三十年と時を刻み続けます。

 昨日、芋掘りをして一緒に楽しんだ小学2年生の子どもたちが、将来、本校に入学すれば、高校3年生の時に二十周年を迎えます。その子らが、また、芋掘りに小学校へ向かっているかもしれません。



10.30.月  
他校への授業見学
 今朝は代休日を利用して、大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎に授業見学に行きました。主催は本校授業力向上委員会です。初任者2名の先生を含め、6名の先生が参加しました。2限古典、3限数学、4限世界史です。そして5限に研究協議を行う予定です。

 どの授業も生徒が主体となり、「能動的で深い学び」を探究するもので、本校での授業実践のヒントになることがありそうです。
 私は、2限の古典だけ見学しました。題材は伊勢物語の「芥川」。品詞分解と読みは前の時間に生徒達で自学自習したようです。今日は班ごとに読みの発表です。6人ずつ7班に分かれて、5分間でどこを工夫して読むか相談し、役割分担も決めておきます。各班に渡された携帯用ホワイトボードに工夫した点を書いてiPhoneで写真を撮り、 Air drop で先生に送ります。
 5分後1班から読みの発表です。どんな創意工夫があるのでしょう。生徒たちは相互評価シートに各班の発表を10点満点で評価し、その根拠や感想を書きます。
 
 「白玉か 何ぞと人の 問ひし時 露と答へて 消えなましものを」

 男の無念さはいかほどだったのでしょう。その心情をどう伝えるかが工夫の仕所です。50分間で全員が前に出て発表できる見本を見せてもらいました。ありがとうございます。
 



10.30.月  
池島小学校に芋掘りに行きました
 5名の生徒会役員が集まって、午後から池島小学校に芋掘りに行ってきました。春に一緒に植え付けをした2年生との再会です。生徒会長のOさんが、「春に来たことを覚えている人は?」と訊くと、子どもたちのほとんどが「はぁい!」と元気に手をあげました。
 
 あまりにも早くて元気な子供たちの反応に、「覚えていてくれてありがとう!」と応えるのが精いっぱいのようでした。あどけない子どもたちの無垢で素直な心には、しばしば圧倒されます。さて、お芋はたくさんできているでしょうか。



10.30.月  
芋掘りのあと
 一緒に芋掘りを楽しんだ後は、グラウンドで鬼ごっこです。初めに高校生5人が鬼になり、子どもたちを追いかけます。小学生は、捕まったら帽子を白から赤に変えて鬼にかわります。

 「…、3、2、1、ゼロ!」「キャアーー」
 
 蜘蛛の子を散らすように一斉に逃げ回ります。はじめはなかなか捕まりませんでしたが、一人、二人と帽子の色が赤に変わっていきました。すると、見る見るうちに赤一色になりました。冷たい北風が吹きつけていますが、子どもは風の子、関係なさそうです。

 まだまだ遊び足りなさそう。今度はドッヂボールです。1チームにみどり清朋から一人ずつO先生も加わり、3コートに分かれて対戦です。楽しい時間が過ぎていきます。



10.30.月  
また明後日会いましょう
 そろそろ時間が来ました。ドッヂボールを終えてグラウンドのまん中にきれいに整列しました。そして、子どもたちから「ありがとう」のお礼の言葉をもらいました。
 そして解散。泥んこになった手を洗いに走っていく子、いつまでも高校生にしがみついて離れない子、水たまりでまた遊びだす子…。楽しいです。
 
 明後日は収穫した芋でスィートポテトを作ってもらい、一緒にいただきながら交流会を行います。小振りの芋が多かったので、地域の方が立派なものをたくさんくださったそうです。ありがとうございます。

 冬されの午後、とても素敵な時間でした。



10.30.月  
硬式野球部練習試合
 学校に戻ると、硬式野球部が久しぶりの練習試合をしていました。旭高校とのダブルヘッダー、1試合めは0対4から逆転勝ち。2試合めが始まりました。木枯らしが吹きすさび、手がかじかむほどです。怪我をしないように気をつけてください。

 明日、明後日の2日間は懇談日のため午後からの授業はありません。天気も安定しそうなので練習も十分できそうです。



10.29.日  
雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ
 台風22号が日本列島の南岸を速度を上げながら東進しています。学校周辺も徐々に風雨が強くなってきました。午前11時現在、柏原市に大雨(土砂災害)警報が発令されています。東大阪市と八尾市には警報は発令されていませんが、先週に引き続き十分ご注意ください。
 気象庁の予想では、東大阪ではこれから夕方まで風雨が最も強くなるとのことです。

 そんな中、硬式野球部は10時半から体育館で練習を始めています。このところの雨続きで、練習試合が3週間流れてしまっています。明日、旭高校と練習試合を行うので、心身の調整も含めて柔道場で基礎トレーニングから始めていました。旭高校も明日は代休のようです。今夜のうちに雨が止み、久しぶりに試合ができることを願っています。
 練習後、十分注意して下校してください。保護者の方々のご協力ご支援いつもありがとうございます。洗濯物がなかなか乾きませんが、練習で流した汗はキラキラと光り輝く結晶になるに違いありません。ご面倒をおかけいたしますが、よろしくお願いします。



10.29.日  
柿色に映える
 夕方5時を知らせるメロディがゆっくり流れています。先ほどまでの風雨がいつのまにか収まり、やわらかい西風にかわっていました。

 一瞬のことでした。西の地平から幾筋もの陽が射したかと思うと、山の麓が柿色に染まってキラキラ輝きました。頭上には紫に黒ずんだ分厚い雲が広く横たわっています。

 台風は日本列島の南岸を猛スピードで駆け抜けていったようです。そして温帯低気圧に変わって再発達し、代休日の明日は木枯らしが吹きそうです。寒くなりそうなので気をつけてください。



10.28.土  
お花をいただきました
 小雨の舞う朝になりました。プリズムホールでは朝から着々と準備が進められています。朝、清友高校16期生の坂本さんご夫妻から豪華なお花を届けてくださりました。お二人は高校の同級生で河内山本駅の近くで生花店を営んでられます。素敵なお花をありがとうございました。

 オーケストラのリハーサルの美しい響きがホールから聞こえています。学校では授業が終わり、プログラムが配られているところでしょう。事故のないように気をつけてこちらに向かってください。



10.28.土  
創立十周年記念式典@
 午後になり、生徒がホールに集まり始めました。小雨がパラパラとちらついています。ほとんどの生徒は自転車で来ると思われるので、近くの公園など4か所を駐輪場としてお借りしました。地面がぬかるんではいないか少し心配です。大ホール開場は午後1時。たくさんのご来賓や保護者の方も来られます。
 ステージでは清朋太鼓部のリハーサル中です。



10.28.土  
創立十周年記念式典A
 午後1時、生徒や保護者、ご来賓の方々も次々と会場に入ってきました。予定どおり本ベルが鳴り、清朋太鼓部のオープニングセレモニーが始まりました。勇壮で華やかな「孔雀」の演奏です。清友太鼓をしっかりと受け継いだ鼓動がホールいっぱいに響きました。

 拍手喝采のうちに式典が始まりました。国歌斉唱に続き、校歌をフルコーラスで歌いました。2番以降は歌うことが少ないので覚えている生徒はあまりいないようです。司会進行は放送部の2人。透き通る穏やかな声が優しいです。



10.28.土  
創立十周年記念式典B
 式辞に続き、記念事業実行委員会長の尾美PTA会長の挨拶がありました。主催者側の席には、他に実行委員の井上みどり清朋・池島高校同窓会会長、松岡池友会会長、佐古占春会会長の3名に着いてもらいました。ステージ正面の横断幕には国旗と清友、池島、みどり清朋の3校の校旗を掲げました。

 来賓席は、高等学校課長、校長協会5ブロック代表、歴代校長、学校協議会委員の方々です。代表して、教育長を代表して松田高等学校課長、校長協会を代表して、元清友高校で教鞭をとられていた幸川かわち野高校校長に温かいお祝いの言葉をいただきました。

 他に5ブロック府立学校長、旧職員の先生方、地元池島町会の河西会長、PTA実行委員、同窓会・後援会の方々、いつも恩智川治水緑地を花いっぱいにしてくださっている方など多くのご来賓にお越しいただきました。

 ご多用の折、悪天候の中、ありがとうございます。



10.28.土  
創立十周年記念式典C
 式典が終了し、休憩の後はオオサカ・シオン・ウィンド・オーケストラによる吹奏楽の演奏会です。はじめの曲は、「ハンティドン・セレブレイション」。プロが奏でるさまざまな楽器から出る生の音が見事に重なり、言葉にならない清々とした豊かな響きとなって、突き抜けていきます。
 歌劇「カルメン」から「前奏曲」、行進曲「星条旗よ永遠なれ」、「ルパン三世のテーマ」をロックテイストで、そして、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」から4曲をメドレーで、生徒も私たちの世代もお馴染みの曲をたくさん演奏してくださりました。

 そして、清友4名、池島7名、みどり清朋5名のOB・OGと本校吹奏楽部3名の19名が加わっての合同演奏です。転換の合間に4名のOB・OGの方の楽しいインタビューがありました。吹奏楽は世代を超えて一緒にできるところがいいとおっしゃられていたとおりだと思いました。

 合同演奏の1曲めは校歌です。こんなに身体じゅうが包み込まれるような校歌のメロディを聴くのは初めてです。部員の生徒もかけがえのない経験ができたことでしょう。
 フィナーレは「情熱大陸コレクション」、本校吹奏楽部の十八番です。清々とした響きが身に浸み入ります。広々とした風景の中で顔に爽やかな風を感じ、ぽかぽかの温泉に浸かっているような気分です。
 素晴らしい演奏をありがとうございました。この行事は本年度の文化行事も兼ねています。



10.28.土  
創立十周年記念式典D
 「情熱大陸コレクション」の演奏が終わり、指揮者とコンサートマスターへの生徒会役員からの花束贈呈がありました。そのお礼にと「宝島」のアンコール演奏です。満喫しました。

 午後3時40分、すべてのプログラムが無事終了し解散しました。ご来場の皆様ありがとうございました。また、朝早くからの準備や、雨の中の駐輪場指導など様々な役割をこなしてくださった先生方、本当にありがとうございました。

 3年生の中には大学入試の人があり、また、陸上部は公式戦と重なり、参加できない人もいました。他に体調を崩して休んでいた生徒もいたようです。他の場所で自分の目標に向かって頑張っている生徒もいたのです。

 月曜日は代休です。十分休んで、また、火曜日から頑張ってください。



10.27.金  
創立十周年記念誌ができました
 今朝も気持ちの良い朝になりました。週末を迎え、いよいよ明日は創立十周年記念式典の開催日です。天気が少し心配ですが、準備も整いました。

 担当の先生方で作成していただいていました記念誌もでき、昨日、記念マフラータオルと一緒に生徒に配付しました。1ページ、1ページと開けながら、清友、池島の伝統を受け継ぎ、明日こうして記念式典を開催できることを嬉しく思い、また、本校教育に関われた多くの方々の期待を裏切らないようにと、改めて重責を感じているところです。

 ご多用のところご来賓の方々も多く来られます。生徒は2時間めまで授業を受けてから移動します。開場は13時、25分から清朋太鼓部の演奏で始まります。
 



10.27.金  
1年「国語総合A」@
 今日は2、3、4時間めの3時間授業見学をしました。
 
 2時間めは、O先生の1年性「国語総合A」です。みんな元気に全員出席しています。「起立、礼」のあと、すぐに漢字の3分間テスト。漢字の書き取りと読みかたを問う10題です。時間が来ればすぐに後ろの席の人が集めて提出しました。
 「では、@ができた人は?」と先生がクラスの皆に訊くと、「はい、はい、はい」とあちこちで手が上がります。「では、○○さん。」というように、AからIまで、次々と当ててもらった人が前に出て黒板に解答を書きます。高校の授業では、あまり見かけないと思うほどとても活発です。
 
 答えがすべて出揃ったところで、先生が漢字テストのまとめをされていました。



10.27.金  
1年「国語総合A」A
 さて、本題は評論の読解です。題材は 鷲田 清一さんの「自分の身体」です。O先生が切り出されました。
「今日は創立十周年記念ということで『評論読解大会』をします。さあ、40人いるから机を動かして4人ずつの班になってください。」
 生徒は慣れているのでしょう。すぐにさっと4人の班ができました。そして、1枚の問題プリントが全員に配られました。
「では、みなさん教科書144頁を開けてください。これはチーム戦だから答えを自分が知っていても、他の人が知らなかったらあきません。全員が真剣に頭を動かして考えてください。一番たくさん正解した班には、何か豪華な何かがあるかもしれません。」
 こう言われると、「何か」はないと分かっていてもテンションが上がってきます。生徒たちは考え始めました。問題は結構難しく感じました。さて、たくさん正解を導き出す班が出てくるでしょうか。

 「評論文というのは、世間一般がふつう考えていることについて、自分は異なる考えを持っていることを文章にしている、ということを頭に入れておくことが大切です。」

 ここでは、どんな内容についてなのでしょう。4人の話し合いが始まりました。



10.27.金  
1年「国語総合A」B
 筆者は、「自分の身体は世間一般が思っているよりもずっと、自分の身体について持っている情報はとても貧弱である。」と言っています。例えば、体の表面(首から上)、背中、内部、さらには自分の表情さえも、実は直接見ることができない。そしてこう述べられていました。
「他人が私を私として認めてくれる時の、その顔、それを、私は終生じかに見ることはできない。自分の顔というのは、それに逐一反応する他人の表情を介して、想像ないしは解釈するしかないものなのである。」

 なるほど、その通りだと思いました。評論を書かれる人の感性は、とても豊かで、鋭利です。そして、そのことを分かりやすい言葉でズバリと言い貫く「知性」に圧倒されます。「知性」の「知」は「口で矢のようにズバリと言い貫く」という字形であることを、また思い出しました。

 15分のチームプレーの時間が終わりました。各班発表の時間です。1問ずつ回答を答えていきます。能動的で主体的な学びがいっぱいの授業でした。

 プリントには漢字の問題も入っていました。授業の終わりに、また、「はい、はい」と手が上がっていました。



10.27.金  
研究授業〜2年「生物基礎」@
 3時間めは、初任のY先生の研究授業です。理科の先生を中心に見学の先生で教室の後ろがいっぱいです。
 2年生「生物基礎」、先日見学したA先生の授業のちょうど続きの範囲です。今日の授業の目標は、@DNAの塩基配列からmRNAの塩基配列を経てアミノ酸の塩基配列へという情報の流れ(セントラルドグマ)を理解させることと、Aセントラルドグマによって『合成されたタンパク質が生命現象を支えていることを見出させることの2つです。

 Y先生は電子黒板をうまく使いながら、前回の復習をしつつ、命題の提示へと運んでいきます。まず、私たちの肌細胞のDNAの転写されない側の塩基配列を示して、対になる塩基配列を書かせ、転写・翻訳されてできたタンパク質がコラーゲンではなく、別のタンパク質になることを、2〜3人のグループ学習の形式をとりながら理解させようと進められています。



10.27.金  
研究授業〜2年「生物基礎」A
 この授業に関わらず、どの授業でもペアワークやグループワークをすると、生徒の頭がよく動いているのが分かります。Y先生は電子黒板のタイマー表示機能も使い、時間の管理もバッチリです。

 今日の最終課題は、少し難しかったようです。ヒントを小出しにしながら、何とか先生が求める解答にたどり着いていました。
 タンパク質の合成は、実に見事な製造工場になっていることを実感できるでしょうか。私たちの肉眼では見ることのできないミクロの世界で、奇跡としか言いようのないタンパク質の合成が、たくさんの細胞で今もせっせと行われています。
 ほんの僅かでも設計図と異なるものを作ってはいけないし、少しでも設計図が違っても大変なことになります。

 このようなことは、長い人間の歴史の中でごく最近分かってきたことです。科学の世界では、まだまだ分からないことがたくさんありますが、次々に解明されて、新しい技術も獲得されています。この先どうなっていくのでしょう。知らなかったことが分かること、できなかったことができるようになることが良いことばかりでありますように、と願っています。



10.27.金  
2年「日本史B」@
 4時間めは、I先生の日本史Bの授業を見学しました。I先生の授業は、最初の2分で宿題の確認をした後、毎時間生徒の発表から始まります。前回の授業で学んだことを5分にまとめてKP法(紙芝居プレゼンテーション)で発表します。発表者は前の時間の終わりに決まります。ですから、当たった人は次の時間までに準備をしなければなりません。

 「プレゼンテーション」はまさに、聴く人への「プレゼント」です。相手の瞳を見て、表情豊かに分かりやすい言葉で端的に伝えることが求められます。もちろん、黒板に貼るツールも、一番後ろの席からでも見えるように文字の大きさ等注意をすることが求められます。また、聴く側の態度も大切です。

 発表の様子をライブカメラで撮影し、それをリアルタイムで投影しています。発表者と聴く人も映し出されています。何か、小さなテレビ局のようです。
 今日の発表者は頑張っていましたが、少し準備不足のようでした。聴く側の姿勢はお見事です。全員が発表者の方を向いてしっかり聴いていました。

 先生が撮影したVTRを必要に応じて再生し、コメントを言われます。



10.27.金  
2年「日本史B」A
 発表の振り返りが終わり、今日の講義が始まりました。テーマは「松形財政が与えた影響は?」
 きびしい緊縮財政をとったため、深刻な不況になり、米や生糸の価格の下落が著しく、農村は大きな打撃を受け、自作農が没落して地主への土地集中が大幅に進むという農民層の分解が激しくなったという事態に陥ったとのことです。

 そして、この後どうなっていくのか、急進的な自由党と農民の不満とが結びつき…。
I先生のテンポの良い講義が続きます。



10.27.金  
2年「日本史B」B
 講義は5分前にピタリと終わります。残りの時間で、本時の授業内容の振り返りをペアで行います。「どんなことが起きたのか。なぜ起きたのか。だれが大きく関わっていたのか。そしてどうなったか。」など、ペアで言い合っていました。

 そして最後に先生がまとめをして、次回の発表者を指名します。次回はラグビー部のIさんです。10月31日(火)4時間め、頑張ってください。

 生徒全員が、始めから終わりまで積極的に授業に参加していて素晴らしい学びの態度でした。



10.26.木  
秋霞
 久しぶりに雲ひとつない朝になりました。川のほとりから一羽の水鳥が白い羽を広げ、ふわりと空高く舞い上がり、キラキラと葉裏が透ける木立の向こうへ消えていきました。
 先日から降り続いた雨水をいっぱいに吸い込んだからでしょうか。山の麓の辺りのあちらこちらから霧が立ちのぼり、ひとすじに繋がって白くたなびいています。

 駅から土手沿いの道の途中で自転車を降り、刈り入れの終わった田んぼの際に立ってしばらくこの景色に身をゆだねました。すうっと、いつもより少し多めに空気を吸ってみたくなります。静かな穏やかな晩秋の朝、ここから見える校舎も少しおぼろげで、うっすらと辺り一面に霞がかっているようです。

 どんな一日になるのでしょう。今朝も楽しみです。



10.26.木  
3年「国語読解演習」
 今日は3時間めにF先生の「国語読解演習」を見学しました。主に評論や小説等の現代文をたくさん読み、素早く正確に文意を理解できるようになることを目的にした本校独自の学校設定科目です。このクラスは3年生41人が受講しています。
 始めに「現代文の重要知識確認テスト」です。「俎上にのせる」「久闊を叙する」などの言葉の意味や読み書きの問いが並んでいます。5分で解答用紙を回収したかと思えば、今度は今読んでいる文章に出てくる漢字の読み19題。さっとプリントが配られて3分後には隣の人と交換して答え合わせをします。「『薪』は文意から『たきぎ』ではなく、『まき』が正解です。」とF先生。きちんと文章を読んでいないと正解にはなりません。

 さて、いよいよ本文の読解です。題材は内山 節(たかし)さんの「情景の中の労働」です。まず、ペアになって一文ずつ交代で今日学ぶ段落を詠みます。みんなとても積極的で、声も大きく出ていました。

 内山さんは、東京と群馬の山村との往復生活をしながら執筆活動をされている哲学者です。内山さんの生活ならではの気づきや発見が、この文章では「仕事」と「稼ぎ」という言葉で表現されています。生徒たちは確認テストを解きながら読んでいきます。

 生徒の頭が常に動き、テンポの良い授業でした。



10.26.木  
学年それぞれの午後
 毎週木曜日の午後は「総合的な学習の時間」とLHRです。全学年中間考査の成績返却を行いながら、3年生は高校生最後の球技大会についての話し合いと、「身だしなみのマナー講座〜リクルート編〜」が行われていました。身だしなみ講座の講師として、大手紳士服小売店の方に来ていただき、それぞれ教室に入ってもらい、スーツの着方について丁寧に教えてもらいました。

 2年生は修学旅行関係がメインです。1日めは生徒各個人が希望する4島に分かれて泊まります。授業中にクラスで決めることができないので、放課後に別の部屋に集まることもしばしば。今日は大講義室に無人島のカヤマ島に宿泊する生徒が集まっていました。説明を聞いたり、島に向かうまでのバスの座席を決めたりしていました。担当のM先生の、誰よりも楽しそうな表情がとても印象的でした。

 1年生の5時間めは、成績票を返しながらその振り返りと、来月に提出する2年生からのコース選択と選択科目について、改めて自分と向き合う時間です。そして、6時間めは体育館で学年集会。スマートフォンや携帯電話の使用と指導について、授業中に鳴らすと故意ではなくても、翌日からの5日間(授業日)は、1年生全員のスマホや携帯電話を、登校時に預かり、下校時に返却するという指導になることを伝えていました。2学期に入って授業中に鳴ることがぽつぽつと増えているとのことです。
 時には、厳しい指導も必要です。



10.26.木  
自習室でがんばる3年生
 放課後、自習室に「受験生」が集まります。今日はセンター試験の勉強をしている生徒が多かったです。「どうですか?」と声をかけると、「英語はもう大丈夫です。」と、頼もしい言葉が返ってきました。まだ10月、まだまだこれから伸びていきます。自信を持って、その調子で頑張ってください。



10.25.水  
池島公民分館第6回音楽祭のポスターを頂きました
 昨夜、池島公民分館で第6回音楽祭の打ち合わせがあり、出席してきました。池島町、新池島町の町会の皆様の音楽祭で、池島中学校吹奏楽部や、池島小学校、池島幼稚園、めだか保育園、恵徳幼稚園の生徒・児童・園児の子供たちに、本校の清朋太鼓部のメンバーも参加して、地域の方と一緒に音楽に親しみ、楽しむ、という地域の素晴らしい取り組みです。
 今年度で6回めになる音楽祭に、昨年度までは本校吹奏楽部も参加していましたが、今年度は部員数が少ないこともあり、清朋太鼓部だけの参加になります。また、トランペット、パーカッション、ピアノのプロの方もお見えになり、素敵な演奏を奏でてもらうようです。そして、フィナーレはだれもがよく知っている歌を皆で大合唱! こんな魅力いっぱいのイベントを行っている町会はあまり聞いたことがありません。今からとても楽しみです。また、この音楽祭を企画立案し、地域に集う皆のためにと、結構な時間を割いて準備されてられる方々に頭が下がります。そして、本校もその中に入れてくださっていることに深く感謝しているところです。


 11月11日(土)午前9時30分から、池島小学校体育館で行われます。午後に本校の学校協議会委員で新池島町会長の高田さんがポスターを持ってきてくださいました。プログラムも明日発注されるとのこと。ありがとうございます。早速、玄関のドアガラスに貼りました。



10.25.水  
2年「生物基礎」
 6時間めに2年生の「生物基礎」の授業を見に行きました。担当のA先生は、授業の終わりに、生徒が疑問に思ったことを紙に書いて提出し、それを次の授業の始めに、プロジェクターで見せながら答えるということをされています。生徒が提出した質問の一つひとつ全て映し出して、丁寧に答えていかれます。中にはその日の授業に直接関係のない質問もあるようですが、どの質問に対しても丁寧に答えます。
 
 前回からの学習内容は「タンパク質の合成」についてですが、質問は多岐にわたっていました。「最も界面活性剤がたくさん含まれている洗剤は何ですか。」という質問にも、「お見事!」と思わず脱帽のパーフェクトに丁寧な解答が映し出されました。生徒はとても楽しそうです。
 「先生はなぜそんなに生物の知識が豊富なのですか。」という質問もありました。それに丁寧に答えようとすると、「先生、その質問は自分でぶっこんだんやろ?」と、明るくつっこむ生徒に、「ちがうちがう、ほんまに書いてあったんや。」と先生。とても和やかで楽しい雰囲気です。A先生は学生時代に生物に関する雑学等が載っている本をたくさん読まれたそうです。

 さて、本題は「タンパク質の合成」。地球上のあらゆる生物の体を作る細胞の一つひとつが、見事な「タンパク質合成工場」になっているそのメカニズムを学びます。今日は、材料となるアミノ酸からお目当てのタンパク質を合成するのに必要な設計図を、どこで何からどんなふうにして手に入れているかを知る学習です。

 私たちの体は様々なタンパク質からできていて、その種類は数万種もあると言われています。それらのタンパク質を合成するのに必要な設計図は、すべて遺伝子DNAの延々と連なる4種の塩基の順列に組み込まれています。さあ、どのようにしてそこから必要な設計図だけを抜き取ってコピーするのでしょう。難解なところでもありますが、理解できれば、細胞の凄さを改めて知ることができます。楽しく学ぶ動画も見ながらA先生の丁寧な説明が始まりました。私たちの体をつくるメカニズムはまことに素晴らしく美しいです。



10.24.火  
3年生現代文B
 継続中であった土砂災害警戒警報も解除されてひと安心です。しかし、台風21号による各地の被害は甚大で、亡くなられた方やご家族のことを思うと沈痛で無念でなりません。毎年、このような被害を繰り返す国に住む一人として、災害に強い町づくりが喫緊の課題であることを痛切に感じているところです。

 今日は1時間めにM先生の3年生現代文Bの授業を見学しました。辻 邦生の小説「風の琴 二十四の絵の物語」から「怖れ」の一節が題材です。話は、ヴィネツィアの運河を見下ろす豪華なアトリエに始まります。この世の栄誉も地位も財産も手に入れた老人のもとへ黒衣の男がやってきます。どうやら男は老人を黄泉の国へ連れて行こうとしているようです。老人は男が来るたびに、行く必要など全くないと、男を言いくるめて追い払ってきたのです。しかし、最後は…。

 老人の「死」に対する怖れの細やかな心の描写が、読者を老人の瞳の中の闇へと引き込んでいきます。授業の冒頭でM先生はおっしゃいました。
「小説を読むときは、全体をぼんやり読むことも大事だが、必ずどこかに人物の心情が読み取れる言葉がきちんと書いてある。『ここにこう書いてあるからこうなんだ』ときちっと読み取っていくことが実は大事です。」

 全くそのとおりだと思いました。だから言葉の一つひとつが、読者にいろいろと想像させる余地を残してくれるのだと感じました。

 老人の男への言葉の中に、「お前は、わしの幻想から生まれた、影の存在でしかない。」という部分があります。さて、老人はいつからこの影を見るようになったのでしょう。読書は楽しいです。



10.24.火  
2年生「古典B」
 3時間めはF先生の2年生「古典B」の授業を見学しました。題材は源氏物語の第1巻「桐壷」です。「いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めき給ふありけり。」の源氏物語の有名な冒頭の一節です。主人公「光源氏」の母親の話から始まります。
 源氏物語は、謙譲語や尊敬語の敬語が多く、また、難解な語句の使い方もあり、少し難しく感じる人も多いかもしれません。しかし、長年に渡って読み継がれてきた名作であることには違いありません。頑張って源氏物語を読んで、古典文学の醍醐味を感じ取ってほしいと思います。

 まずは、当時の宮中のイメージが浮かんでくるでしょうか。F先生は教科書見開きのページにある内裏の図を生徒に見させながら、桐壷が中央から離れた位置にあることを教え、桐壷が「いとやむごとなき際にあらぬ」ことを確認させていました。そのうえで、正確な現代語訳ができるように一語一語丁寧に教えられていました。

 「どの帝の御代であるか。女御や更衣がたくさんお仕え申し上げなさった中に、それほど高貴な身分ではない人で格別に寵愛を受けていらっしゃる人がいた。」
 みんなしっかりノートを取っていました。
 
 



10.24.火  
What is the derivative? 〜2年「数学U」
 4時間めは、W先生の2年生「数学U」です。微分係数を求めるための関数(導関数)の学習です。数学Uの最も重要な項目といってよいでしょう。微分や積分の考え方は、日常生活の中で自然と使っていることが多くあります。数学できちんと学ぶことによって、それらの考え方が数式や言葉で表すことができるようになり、鮮明な知識となって頭の中に整理されていきます。
 ある有名な映画監督が、「映画づくりに数学を使っている」と言っていたと聞いたことがあります。数学のどの分野をどのように使っているかは教えてくれないそうです。見当違いかもしれませんが、微分や積分ではないかと推察しています。十分理解できるようになれば、世界が広がる分野であることには違いありません。はじめは難しいと思うでしょうが、投げ出さず頑張ってほしいと願っています。

 今日の授業では、なかなか面白い映像を観ることができました。前回に学んだ導関数の定義についての復習と、これから学ぶ導関数の求め方について、ナンシーという女性が透明のボードとマジックを使って実に分かりやすく説明しているものです。しかし、彼女はアメリカ・マサチューセッツ工科大学の卒業生、もちろんオール・イングリッシュです。
 W先生は、VTRの説明に出てくる主な数学用語を予め教えられていました。

 ただでさえ、初めは難しいと感じる導関数を英語で説明するVTRを見せるとは、なんと大胆なことをされるものだとも思いましたが、いざ見てみるととてもわかりやすく、少々英語が分からなくても十分理解できるものでした。
 数学は言葉の壁を越えてつながることができる「世界共通語」であることも分かりました。生徒の多くは理解しようと頑張っていました。



10.23.月  
暴風警報解除されました(大阪府全域)
 おはようございます。先ほど大阪府全域に発令されていた暴風警報が解除されました。したがって、本日は通常授業を行います。生徒の皆さんは、授業の準備をして早めに登校してください。
 なお、現在も強風注意報、土砂災害警戒警報発令中です。自転車通学の生徒は、安全に十分注意して登校してください。

 台風21号の影響による強い雨が降り続き、大阪府及び周辺の各地で被害が発生しています。現在、JR阪和線(天王寺〜和歌山)、東西線の一部の運転見合わせ、近鉄でも生駒線、大阪線や長野線の一部等で運転見合わせが行われています。運行ダイヤの大幅な乱れが発生していますので、電車を利用している生徒は十分注意して登校してください。



10.23.月  
治水緑地に放水
 記録的な大雨になりました。大阪府全域の山沿いの地域の多くで、避難指示や勧告が出されていました。東大阪市・八尾市・柏原市の中河内地域でも避難勧告から指示に切り替わった所がたくさんありました。避難所やご自宅で眠れない一晩を過ごされた方、浸水や土砂崩れなどの被害を受けられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 出勤すると、恩地川治水緑地に水が入り、普段は広いグラウンドや草原が大きな池になっていました。恩地川の堤防は、本校を過ぎたロンドン橋の所で低くなっていて、増水時には、川の水が堤防を乗り越えて流れ下り、周囲の治水緑地に溜められるようになっています。にわかにできた広々とした池を水鳥が悠々と泳いでいました。

 まもなく生徒が登校してきます。



10.23.月  
八尾市土砂災害警戒警報継続中
 超大型で強い台風21号は、日本列島各地で大きな被害を生じさせました。特にこの長雨で地盤が緩んでいるところに激しい雨が降り続き、山沿いの各地で避難指示が出されるなど、厳しい状況が続きました。先ほど奈良県全域で土砂災害警戒警報が解除されましたが、八尾市では現在も継続中です。引き続き厳重な警戒をしてください。

 学校は特に大きな被害もなく、生徒も通常通り登校してきました。特に問題なく一日が終わろうとしています。今日は会議の時間が多く、授業見学をすることができませんでした。明日は3時間授業を見学する予定です。



10.22.日  
ギンモクセイが咲いています
 キンモクセイ(金木犀)の甘い香りに包まれる季節になっていますが、この一週間は雨が続き、台風が通り過ぎるとオレンジの可憐な花がたくさん落ちてしまっているかもしれません。
 体育館入口の山側の植え込みには、ギンモクセイ(銀木犀)が白い花を静かに咲かせています。キンモクセイのように密集して咲くこともなく、強い香りもしません。中国ではこの控えめな感じが高貴な印象を与えると好まれたと聞きます。木犀の名は、樹皮がサイの肌ざわりに似ていることからついたとのことですが、サイの肌を触ったことがないので分かりません。

 木の根元には「帰らざる日々に想いを込めて」と文字が刻まれた小さな石碑が佇んでいます。このギンモクセイが池島高校一期生の卒業記念に植えられたことが分かります。この平らで広々とした地に学び舎ができ、若人が集うようになって3年、昭和52年(1977年)の春のことです。それから40年の歳月が流れました。週末にはみどり清朋高校創立十周年記念式典を行います。

 私たちの一人ひとりに、いのちとともに受け継がれてきた想いがいっぱい詰まっているように、毎年花を咲かせる木々や草、鳥や虫たち、流れる水や砂、煌煌と輝き続ける星星にも、それぞれが、そのいのちとともにたくさんの想いが詰まっているのでしょう。少なくともそう感じながら生きていきたいと思っています。

 台風が近づく中、選挙が行われています。私たちの住むまちをどんな町にしたいのか、何を大切にして生きていきたいのか、誰よりも私自身が考えなければなりません。



10.22.日  
暴風警報発令中です
 午後12時30分、大阪府全域に暴風警報が発令されました。外出は控え、今夜から明朝にかけて十分注意してください。現在の進路では台風の中心は紀伊半島沖を北東に通過しそうですが、強風域がとても広く、中心からかなり離れていても暴風や突風が吹く可能性が十分あります。また、秋雨前線の活動が活発化し、台風本体の積乱雲と合わさって長時間強い雨が降ることが予想されています。山沿いでは土砂災害に十分な警戒が必要です。
 
 気象庁の予報によると、中河内地域の風のピークは今夜から明朝6時頃のようです。午前7時までに、あるいは、7時から10時までの間に、暴風警報が解除される可能性もあります。それによって明日の授業の開始時刻も変わりますので、気象情報には十分ご留意ください。



10.21.土  
2年生記述模試
 台風21号接近の影響か、徐々に強くなってきた風に毎ながら冷たい雨粒が顔に当たります。明日の午後から本格的に台風による風雨が激しくなりそうです。

 そんな中、2年生の記述模試が行われています。希望者27名と少ない人数になりましたが、応募した生徒は朝一番から真剣に取り組んでいます。1時間めは社会60分、2時間めは国語80分です。続いて英語、午後からは数学もあります。
 結果の順位がどうであったか、全国での偏差値がいくらであったかなどに一喜一憂するのは全く意味がありません。2年生にとって大切なのは、強い気持ちを持つことです。このような機会をそらすことなく、目標を高く持ちどんどんチャレンジしてほしいと願っています。



10.21.土  
台風21号情報
 超大型で非常に強い台風21号が少し速度を上げて時速30qで北北東に進んでいます。中心付近の気圧は925hPa、最大風速50m/sの風が吹いています。また、風速15m/s以上の強風域の直径が2,000qに達しており、明日は中心からかなり離れていても強い風が吹き、時には突風が吹くこともあり、厳重な警戒が必要です。
 進路は予想の東寄りのコースをとっており、明日の夜遅くに東海〜関東地方に上陸する可能性が高くなってきました。
 
 中河内が暴風域に入る確率は今日の午後9時現在で約60%、23日(月)朝には通り過ぎそうです。暴風警報がいつ発令されていつ解除されるかなど気象情報に十分ご注意ください。7時の時点で暴風警報発令中であっても、10時までに解除されれば午後から授業があります。



10.20.金  
台風21号について
 台風21号が週明け近畿地方に接近する可能性が高くなってきました。進路の前面に停滞している秋雨前線の活動も活発になり、強い雨が長く続く心配も生じています。今後の台風情報に十分ご留意ください。

 本日のSHRで生徒のみなさんに「台風接近に伴う10月23日(月)の登校について」を配付しました。23日(月)午前7時の時点で本校周辺地域に暴風警報が発令されている場合は自宅待機とし、午前10時までに暴風警報が解除された場合は、午後1時までに登校し、当日午後の授業を行います。

 午前10時になっても暴風警報が解除されていない場合は休校になります。いずれにせよ、超大型で強い台風ですので、広い範囲で荒れた天候になっています。大雨や突風には十分ご注意ください。



10.20.金  
1年生「コミュニケーション英語T」「社会と情報」
 今日は1時間めと2時間めにいくつかの授業を少しずつ見学して回りました。
 初めにS先生の1年3組のコミュニケーション英語Tの授業です。教室に入った時はテキスト本文の精読をしている所でした。生徒の机は隣同士くっついています。パワーポイントで一つひとつ丁寧に語句を見ながら、文法や表現、意味などポイントをおさえていきます。先生の質問に、いつもペアで考えて答えます。ペアワークをしながら、テンポよく本文を読んでいきます。内容は世界の人口の増加についてでした。2050年には、世界の人口は少なくとも90億人以上になっているとのことです。地球は何人までの食料を供給することができるのでしょう。深刻な問題です。

 次に第2PC教室へ行きましたY先生とN先生が担当する1年4組の「社会と情報」です。ちょうどエクセルで作った表をグラフにしている所でした。みんな作業の仕方を理解しているようです。分からないときは、2人の先生がすぐにそばに来て教えられていました。パソコンも新しくなり、とてもいい感じでさくさく作業が進んていました。
 



10.20.金  
2年生「英語表現U」
 続いて2年1,2組の英語表現Uの授業を見に行きました。担当はK先生です。ここでもペアワークをしている所でした。ひとりが日本文を言って、もう一人が英文で言い換えることを交代でしています。
 そして、今度はひとりが黒板の前に出てきて、私と一緒に見学に来られた先生の顔を見ながら、もうひとりが言った日本文を英文に変えて話すことをします。
 「人の顔を見ながら話すこと」〜英語表現の授業ではとても大切なことです。前で正しい愛護で話すたびに拍手が起きていました。



10.20.金  
子ども保育コース2年「発達と保育」
 2時間めは子ども保育専門コース1期生の2年生18人が受ける「発達と保育」の授業を見学しました。なかなかすばらしい感動の授業でした。

 被服教室に入った時は、みんな何やら字を書いたり絵を描いたりしていました。どうやら、絵本の続きを自分で考えて書いているようです。

 題材は、有名なディック・ブルーナーさんの「うさこちゃん」シリーズの「うさこちゃんのだいすきなおばあちゃん」です。この絵本の内容は、「だいすきなおばあちゃん」の死。ねむるようになくなったおばあちゃんのお葬式が終わって、お墓に埋められたところまでの10枚の「絵とことば」に続く終わりの3枚の「絵とことば」を創作します。ただし、悲しいからといっておばあちゃんが生き返る話にしてはいけません。

 K先生の話によると、ブルーナーさんはこの話をどう結ぼうかと、とても悩まれたそうです。そして最後の3枚の絵を何回も何回も書き直したそうです。さて、生徒のみなさんはどんな結びをするのでしょう。ひとりずつ全員の発表が始まりました。

 みんな素晴らしいです。発想力と優しさ溢れる感性に感動です。素朴な言葉の表現も感心しました。

 最後に、先生が「では、実際にブルーナーさんが書いた3ページはどうだったのでしょう。」と、読まれました。

 ほとんど同じ内容の生徒がいました。むしろ、その生徒のことばの方が子どもの優しい素直な思いが強く伝わって切るように感じました。
 答えなどありません。みんな素敵な絵本になっていました。



10.20.金  
第2回学校協議会
 午後から今年度の第2回学校協議会を行いました。7月に実施した第1回授業アンケート結果の分析と活用についての報告、各分掌・学年の教育活動の進捗状況の報告、学校教育自己診断の質問項目の確認などが行われました。

 授業アンケートの分析から、生徒の家庭学習、予習・復習の習慣をどうつけるかに焦点があたりました。競技委員の方から様々なご意見を頂きました。ありがとうございました。第3回は2月19日(月)午前10時です。



10.19.木  
1年数学β〜2次関数を解く
 今朝も雨が残り、恩智川の水量も多めです。週明けには台風接近もありそうで、しばらく雨がちの天気が続きそうです。

 2時間めに1年2組の教室で行われているK先生の数学βの授業を見学しました。今日のメインの目標は、「放物線上の3点が与えられているとき、その2次関数の方程式を求める」ことができるようになることです。生徒全員が理解できるように丁寧にとても分かりやすく解き方を説明し、練習問題をそれぞれ自分で解いていきます。周囲の生徒同士で教えあいをしてもO.K! はじめに解説してもらった2次関数の3つの形「一般形」「標準形」「因数分解形」のどれを使えば簡単に導くことができるでしょう。

 「一般形」を使ってできた生徒が解答を黒板に書いています。3点の座標が与えられているときは、一般形を使って3連立方程式をつくれば簡単に解くことができます。しかし、(3,0)(−1、0)(2,6)の3点のようにX軸切片の座標が分かっている場合は、y=a(x−α)(x−β)の因数分解形を使えばもっと簡単に解くことができると、先生が教えられていました。なるほどです。



10.19.木  
1年生系統別講演会・分野別模擬授業@
 木曜日の午後からは、「総合的学習の時間」と「LHR」です。
 3年生は、卒業アルバム用のクラス集合写真撮影と「社会の将来を考えよう〜大人の階段を上るあなたへ〜」の表題で、政治と選挙についての学習をしました。「私が公約を掲げるとしたら…」として、「医療・年金等の社会保障の整備」「景気対策」「高齢化社会対策」「税制改革」などの11の項目から、自分が政治家だったら優先して取り組む事項を3つ選んで、そのように考えた根拠を文章で個々に書いてみました。40人いたら40通りの答えがありますが、自ら政治に参画する意識を初めて持つ経験をした生徒も多くいたようです。50年後、この生徒たちが「高齢者」になっている頃、どんな社会になっているのでしょう。自ら考え行動できる人になってほしいと願っています。

 2年生は、修学旅行の事前学習と現地でのクラスリクレーションの話し合いが行われていました。

 1年生は、自分の将来を考える学びの2時間です。



10.19.木  
1年生系統別講演会・分野別模擬授業A
 5時間めは系統別講演会。大学や短期大学の先生方をお招きし、各自の希望進路や興味・関心のある分野についての講演会を聴きます。外国語、経済・経営、人文、芸術、教育、体育、理工、保育、食物・栄養、看護・医療、公務員・就職の11系統です。全員第一希望になるように希望の人数に合わせて実施する教室を決めています。



10.19.木  
1年生系統別講演会・分野別模擬授業B
 希望は、人文、外国語、看護・医療、公務員・就職の4系統が30人を超えましたが、どの系統も適当な人数になっています。生徒の興味・関心がさまざまであることを表しています。特定の系統に偏らず、ごく自然な状態だと思います。みんな真剣に聴いていました。



10.19.木  
1年生系統別講演会・分野別模擬授業C
 6時間めは分野別模擬授業です。今度は、「理工学、美術・音楽・書道、初等教育・保育・幼児教育、福祉、看護、理学療法・作業療法、外国語学、歴史・文学、経済、経営・商学、心理、法学、健康・スポーツ、食物・栄養」と具体的な分野が数多く上げられ、合計14教室に分かれてそれぞれ模擬授業を受けました。5時間めと同じ分野を希望した生徒も、全く異なる分野を希望した生徒もいます。



10.19.木  
1年生系統別講演会・分野別模擬授業D
 お越しいただいた大学や短大の先生方には、ほんとうに丁寧にしていただき感謝も一入です。多くの資料を配ってもらったり、パワーポイントで分かりやすく教えてもらったり、貴重な情報をたくさんいただきました。ありがとうございます。
 初等教育・保育・幼児教育の模擬授業では、携帯用のオルガンをひきながら、子どもの心に響くことば遊びで、楽しい歌をうたったり、ことば遊びをしたりと楽しいです。
 



10.19.木  
1年生系統別講演会・分野別模擬授業E
 また、私たちでは話すことができないような大学のプロならではの実際的な説明も多くしてくださいました。自分が想像していた分野のイメージが、話を聴いてみると少し違っていたり、今まで全く興味・関心がなかったことに関心が持てた人もいたことでしょう。
 とても有意義な午後になりました。



10.19.木  
1年生系統別講演会・分野別模擬授業F
 今日の学びは、11月に意思決定する2年次以降のコース選択や科目選択に大いに参考になります。将来自分が何をして生きていきたいのか、有効な情報をもとに時間をかけて考える時が来たのです。生徒達はそれだけに真剣です。



10.19.木  
1年生系統別講演会・分野別模擬授業G
 すべての教室を回りましたので、どの教室もわずかしか聴くことができませんでしたが、それぞれ分野の特徴がよく表れていました。



10.19.木  
1年生系統別講演会・分野別模擬授業H
 お越しいただきました先生方、スタッフの皆さま、ありがとうございました。生徒の皆さん、よく考えてコース・科目選択を行い、覚悟を決めて希望の進路実現のために大いに頑張ってください。



10.18.水  
昼休みの古典講習
 昼休み、食後のわずかの時間、寸暇を惜しんでの講習が行われています。5分で問題を解いて5分で答え合わせと解説を行う3年生の古典講習です。
 今日は助動詞の用法や係り結びの文法の問題演習をしながら、「ながめる」=「物思いにふける」など基本語句の確認もテンポよく行われます。たくさんの内容が10分に凝縮された充実した講習でした。
 昼休みはあっという間に過ぎます。仲間と楽しく過ごしたり、ゆっくり頭を休めたりするのも大切だと思いますが、わずか10分でも、どのように時間を使うかがとても大切であることを改めて実感しました。希望の進路を実現するために頑張っている生徒が輝いていました。この調子で頑張ってください。



10.18.水  
放課後の活動
 放課後、英語ルームで生徒会執行部が集まって何やら楽しそうに相談しています。私が教室を覗いたときはすでに1時間以上が経っていたようです。話の内容は、池島小学校との「さつまいも」交流。春に池島小学校の校舎の裏の畑で小学2年生の子どもたちと一緒に植えたさつま芋の収穫の季節がやってきました。
 いも掘りも子どもたちと一緒にします。10月30日(月)の午後、きっと素敵な時間になることでしょう。どんなお芋が土の中から出てくるか楽しみです。

 生徒会執行部のみんなが相談していたのは、「収穫祭」の内容と参加呼びかけの方法でした。11月1日(水)午後に、また小学校へ行って収穫したお芋をいただきながら、ゲームをしたり、おしゃべりをしたり、子どもたちと一緒に遊びます。春に一緒に過ごした子どもたち全員が楽しめるようなゲームを考えていました。そして、本校生への参加呼びかけの仕方についても、あれこれと意見を出し合っていました。参加する人が一人でも多く集まればいいですね。

 3階の渡り廊下からは管楽器の美しい音が聞こえています。吹奏楽部の二人が十周年記念式典で演奏する曲の練習をしているところでした。オオサカ・シオン・ウィンド・オーケストラの皆さんとの共演が楽しみです。
 清朋太鼓部も時計塔の下で練習をしています。こちらも記念式典の練習です。清朋太鼓部はオープニングを飾ってくれます。清友高校から受け継いだ迫力ある演奏が楽しみです。

 



10.17.火  
悠以さんを迎えて
 今日の午後からは、全校生徒が体育館に集まり、シンガーソングライターで歌手の悠以さんの講演と歌を聴きました。

 悠以さんは、からだの性と心の性が一致しないトランスジェンダー(性同一性障がい)です。13日に事前学習として、LGBTや性の多様性について学びましたが、今日は当事者である悠以さんの話を聴き、悠以さんの思いを受けとめ、性的マイノリティについて当事者の思いになって考えます。
 悠以さんは、「性には、からだの性、こころの性、誰を好きになるかという性があり、私はからだは男性で、心は女性で、男性を好きになります。からだも心も男性で女性を好きになる、または、身体も心も女性で男性を好きになる人が多いので、この大勢の人たちを、あえて『ふつう』と言えば、そうではない人たちを『性的マイノリティ』といいます。人にはそれぞれにさまざまな性があり、その中にLGBTがあって、LGBT以外で悩んでいるマイノリティの人もたくさんいます。」と話されました。
 そして、「こころの性は決して変えることができないこと、性的マイノリティはさまざまな人がいてLGBTはその一部であること、からだの性は自分では決められないことをはじめに言っておきます。そのことを踏まえて今から自分の話をします。」と話されて、幼少の頃からの自分の話を、飾り言葉なくそのままに始められました。

 悠以さん自身の話は、ほんとうに悠以さんしかできない話でした。「違和感」「嫌悪感」「腑に落ちた」「今の自分を隠すための嘘」「過去の自分を隠すための嘘」「本当の自分を言う怖さ」「自分が自分らしく、ありのままの自分で」…。悠以さんの言葉の一つひとつに、その時の悠以さんの心が伝わってきます。私が産声を上げた時、「この子は女の子です」と医者が言っていたら、私はどんな自分でいたのでしょう。悠以さんには、悠以さんのすべてを受け入れてくれる「母」、理解ある「担任」、受け入れてくれる「仲間」がいました。私の場合も安心できる「ひと」が側にいるのでしょうか。

 高校を卒業して、ようやくスタートラインに立てたと悠以さんは言います。彼女の歌声は、驚くほど清らかで明るく伸びやかでした。圧倒的な歌唱力は生きる強さを感じました。自分が自分らしく生きることがいかに大切か、改めて思い知りました。
 互いに認め合いともに生きる、だれもが安心して自分のことが言える学校になるように、そんな社会になるように、すべきことはたくさんありそうです。
 悠以さん、ピアニストのタケムラさん、スタッフの皆さん、素晴らしい時間をありがとうございました。
 



10.16.月  
硬式野球部の雨天練習
 今日は予報通り一日中雨でした。考査明けの週が始まり、さあ、また部活頑張るぞっという時にグラウンドが使えません。夕方、すでに辺りが暗くなり始めた頃に体育館へ向かうと、入口前の通路で硬式野球部が練習をしていました。

 初めに目についたのは、トランポリンのような小さくて丸い台を2つ並べて、その上に片足ずつ乗せての素振りです。マネージャーさんのタイムキーパーで2人ずつ交代で、ゆらゆら揺れる台の上で素振りをしていました。体幹の軸がまっすぐ立ち、スイング時にしっかりと後ろ側の足に重心を残して軸が倒れることなくコンパクトに振りぬけているか、をチェックしているようです。みんな結構上手に振り抜いていました。
 横では、バランスボードに乗りながら、2個のボールを同時に両手でキャッチする土王差を繰り返しています。こちらも体幹の軸を意識した練習のようです。バランス感覚を高め、体勢を崩すことなくキャッチングからスローイングまでの動作が速くなりそうです。

 隣では清朋太鼓部がタイヤを叩いていました。ちょうど練習が終わったようで、気合いの掛け声が轟いていました。

 柔道場では、穴の開いたプラスティックの軽いボールを使ってバッティング練習をしていました。少しカメラが気になるようですが、3人ともなかなかいいスイングです。
 向かいの剣道場では、大きな高跳び用マットを持ち上げては倒し、転がすように前に進んでいくというユニークなトレーニングをしていました。リレー形式で、監督のN先生が時間を計っていました。1往復するのに何秒以内だと速いのでしょう。

 雨の日でも、工夫次第でいろいろと有効な練習ができています。頑張ってください。

 道場を出ると、男子バスケットボール部が練習終わりのミーティングをしている所でした。どのクラブも頑張っています。



10.16.月  
ネイビーブルーの宵
 夕暮れが日ごとに早くなっています。家路へとペダルを踏んで橋を渡る頃にはすっかり暮れ落ちて辺りは暗くなっていました。降り続いていた雨もいつの間にか止んでいます。空一面を覆っていた陰雲はネイビーブルーに染まり、ところどころがちぎれ雲となって白煙のように低く流れています。

 ロンドン橋を渡り、振り返ると、暖色に輝くガス灯の向こうに職員室の蛍光灯の明かりが重なって見えました。何かとても美しく、しばらく眺めていました。
 
 雨上がり、コオロギの翅も濡れているのでしょうか。鳥の声もありません。静かな夜のはじまりです。



10.15.日  
てるてる坊主と1枚の地図
 今日は一日中しとしとと雨が降りました。濃いとも淡いとも言えないのっぺりした灰色の空から強いとも弱いとも言えない雨が降り続いています。どうやら明日もしばらく続きそうです。秋霖とはちょうどこのような雨のことを言うのでしょう。雨が止むと、またひとつ秋が深まりそうです。

 2年生の教室が並ぶ廊下に、沖縄県八重山列島の地図が貼られ、てるてる坊主が2つ掛けられたのは梅雨入りの頃だったでしょうか、もうずいぶん前になります。2年生は12月2日から5日までの3泊4日、修学旅行で八重山列島へ行きます。
 このような修学旅行を実施できるのも、保護者の皆様のご理解とご支援をいただいているからです。ありがとうございます。そして、長い期間をかけて準備を進められている2学年の先生方の熱意を感じているところです。
 
 旅先は大阪から那覇まで1,200q、そこからさらに400q以上も離れた所にあります。東の石垣島から西の与那国島までおよそ120qの間に、西表島、竹富島など大小23の島々があり、透き通ったオーシャンブルーの海とともに美しい世界が広がっています。
 とは言うものの、私も行ったことがありません。

 日本で唯一の熱帯雨林気候で沖縄本島とは異なった自然を有し、また、日本で最も南や西にある島の、海や山が放つ圧倒的な光と色彩の息吹の中で、そこで強く生きる人たちの生活を知り、歴史や文化を学び、想いを感じることは、高校生活の中でこの上ない貴重な経験の一つになるに違いありません。それが、「なぜ八重山か」の答えだと言えそうです。

 「そろそろ修学旅行の栞を完成させたいので」と巻頭の挨拶の原稿を学年主任のM先生に頼まれて1か月が経ってしまいました。今日こそは書き上げて明日には渡さねば、と朝から張り切ってみたものの、わずか十数行の文章が書けません。

 2001年9月11日、アメリカで起きた同時多発テロの影響で沖縄への修学旅行を断念したことがあります。思ってもみないことでした。事前学習で何を学び、考えるのがよいか、少しでも沖縄の人たちの思いを感じることができればと、大正区の沖縄国際文庫に通った日々を思い出します。結局全くものになりませんでしたが、三線も習ってみました。
 あれから16年、今度はもっと遠い国境の島へと向かいます。今日は自宅にいて、一日沖縄を思いました。学校では、二人のてるてる坊主が今も優しく八重山の地図を見守ってくれています。素晴らしい旅行になりそうです。


 



10.14.土  
第1回学校説明会の朝
 本日、午前10時から、本校にて第1回学校説明会を行います。心配していた雨もなんとか持ちそうな様子です。

 朝、学校に着くと、すでにたくさんの先生方が早くから出勤されて、受付のセッティングをしたり、会場整備をしたりと動き回っていました。生徒会役員の生徒もスタンバイ完了です。あとはご来場を待つばかり。昨日までに、220名を超える中学生と保護者、先生方に申し込んでいただきました。ありがとうございます。ありのままの本校をご覧ください。



10.14.土  
部活動もやってます
 開始前、グラウンドを見ると、男子硬式テニス部とサッカー部が試合前のアップをしている所でした。

 男子硬式テニス部は、布施、富田林、城東工科の3校と練習試合、サッカー部も枚岡樟風高校と練習試合です。体育館でも早くから練習しているでしょう。後で見に行こうと思います。

 受付もスムーズに、いよいよ説明会が始まります。



10.14.土  
来場者は232名になりました
 前日までに来場者は220名を超えることが分かっていましたので、定員180名の視聴覚室と定員60名の大講義室を用意しました。大講義室から入ってもらい、本校の学校行事や部活動の様子を映した動画を観てもらっていました。9時半の時点で大講義室が満席になりましたので、生徒会長のOさんの司会で予定より早く始めました。私の挨拶のあと、首席で生徒指導主事のN先生がパワーポイントを使って説明しました。

 視聴覚室でも生徒の活動の動画を観てもらっていましたが、10時にほぼ満席になりましたので、生徒会の司会進行で説明会を始めました。大講義室と同様に私から挨拶をさせていただき、首席で3学年主任の阿尾先生が説明をしました。

 内容は、専門コース制と教育課程、育みたい4つのチカラ、学校行事、部活動、進路状況、入試情報等についてです。
 確かな学力や技能を身につける授業や講習、補講指導等の教科指導はもちろんのこと、部活動や学校行事、地域との交流活動等により、「さまざまな人と良好な人間関係を作るチカラ」を育むことを大切にしています。
 生徒にとって安心して安全に学ぶことができ、保護者にとって、安心して毎日通わせることができる学校であるように、教職員一同が一丸となってより信頼ある学校づくりに取り組んでいる所です。



10.14.土  
校内見学ツアー
 説明終了後、20名ずつほどに分かれて校内見学ツアーを行いました。案内は硬式野球部員です。今日は午後からの練習なので、午前中は案内役を引き受けてくれました。

 Windows10の新しいPCを配備した第2PC教室、図書館、食堂、トレーニングルーム等、おもな施設を部員たちが説明しながら案内して回っています。本当は授業の様子など、生徒の日常を見てほしい所です。日々の学校の様子は、この「校長だより」で見ていただくと、おおよそ分かっていただけるのではと思っています。
 「みどり清朋」で検索をかけると、本校生の画像などが出てきますが、結構古いものも多く、現在のみどり清朋高校の様子とずいぶん違うものもあるので注意が必要です。

 校舎は築45年になるところですが、今まで丁寧に使ってきたためきれいです。校庭の花壇も、一年を通してさまざまな花が咲いています。

 サッカー部はどうやら3対1で勝ったようです。テニス部も頑張っています。



10.14.土  
バドミントン部、男子バスケットボール部の練習
 体育館では、バドミントン部と男子バスケットボール部がそれそれ練習していました。3年生が引退し、1、2年生の新しいチームづくりの真っ最中です。

 今日は部活動見学の設定はしていませんでしたが、次回の11月18日(土)の第2回学校説明会では、体験授業や部活動体験を盛り込んでいます。

 たくさんの方にご来場いただきありがとうございました。アンケートでいただきましたご意見を参考に、説明会もより良いものにしていきたいと考えています。



10.13.金  
性の多様性についての学習
 今日から涼しく雨がちの天気が続く予報が出ています。急激な気温変化に寄って体調を崩さないように気をつけたいところです。

 2時間めの考査終了のチャイムが鳴り、しばらくすると、生徒たちの声が教室の窓から中庭へと広がり、校舎の壁に当たって反響しています。試験から解放され、出来栄えはどうであれ、ひとまず安堵したことでしょう。

 考査が終わってすぐの3時間め、全学年全クラスで、来週火曜日10月17日午後に行う人権学習講演会の事前学習をしました。テーマは「性の多様性〜自分らしく生きる〜」です。性には、からだの性、こころの性(性自認)、性的志向、社会的・文化的な性(ジェンダー)とさまざまです。
 来週講演しに来てくださるシンガーソングライターでタレントの悠以さんは、からだの性とこころの性とが一致しないトランスジェンダーで、周囲や社会からたくさんの偏見や制約を受け、辛い思いをしながらも、自分らしく生きようと困難と向き合い、そして、「いつか性別で区別しなくても、どういう人かを見てもらえるような社会になれば」と、啓発活動を続けられています。

 昨日のある夕刊に、ちょうど「Xジェンダー」の記事が載っていました。Xジェンダーとは、自分が、男性でも女性でもあると感じたり、また、ある時は、男性でも女性でもないと感じるというこころの性を持った人です。そのことが原因で、周囲に受け入れられずに悩みを持つ人たちが、ようやく集まって支え合う輪ができたと内容の記事でした。

 私たちは一人ひとり顔が違うように、性のあり方も一人ひとり違います。また、歳を重ねると変化することもあります。大切なのは、違いを互いに認めあう心を持つことです。
 
 今日は、事前学習として多様な性があることと、LGBTの言葉の意味等について学びました。各ホームルーム教室でプリントを配付して、担任の先生が熱心に教えられていました。プロジェクターを使って説明しているクラスもありました。



10.12.木  
模擬試験のすすめ
 考査四日目が終わり、ほとんどの生徒が帰宅しています。最終日の明日は、全学年2時間の考査があります。最後までしっかり頑張ってください。

 大学や短期大学、看護・医療系系専門学校進学を志している3年生は、いよいよラストスパートの時です。生徒によっては3月まで続く長い期間になりますが、息切れすることなく、途中であきらめることもせず、最後まで思い切り頑張ってください。
 まだまだ、結果が出る時期ではありません。模試を受けても良い結果はまず出ないでしょう。でも、これは現役生なら当たり前のこと。心配する必要はありません。

 3年生の教室前廊下の窓ガラスには、全統マーク模試・記述模試(10月22・29日実施)のポスター横に、11月26日(日)実施の全統センタープレテスト(申し込み10月24日まで)のポスターが貼ってあります。
 1月13日(土)、14日(日)実施のセンター試験を受験する人は、このプレテストを受けることをお勧めします。ただし、志望大学の合格可能性の判定を見て、悪かったら諦めるために受験するのではありません。なぜなら、受験日の11月下旬からの1か月半が、現役生が最もよく伸びる期間だからです。
 大切なのは判定結果ではなく、どこをなぜ間違えたか分析し、自分の誤答のパターンを理解し、修正するのが受験の第一の目的です。できなかった問題について、同じ間違いを繰り返さなくなるまで類題をたくさん解けばよいのです。

 模試のもう一つのいいところは、本番と同じ制限時間で同じ程度のボリュームの問題を解くので、その問題を解くリズムとテンポを掴むことができることです。

 結果を気にせず、臆することなく、前のめりになって最後まで頑張り続けてほしいと願っています。



10.11.水  
熱心に試験勉強
 今日も日中は暑さを感じるほどになりました。考査期間中の午後、テストが終われば、さっと帰る生徒、学校に残って勉強する生徒、それぞれの放課後です。
 午後4時頃、図書館を覗いてみました。すると、1年生が数人残って明日の勉強をしています。あるグループは3人で同じところを勉強して教え合いをしているようです。私が見に行った時は、明日1時間めにある「国語総合B」の勉強をしている所でした。

 授業ノートもプリントも、とても丁寧に書いてあります。伊勢物語の「筒井筒」で出てきた係り結びや動詞の活用や助動詞の意味と活用など、学習した古典文法を理解して覚えようと頑張っていました。

 図書館はいつ行っても新着本が飾ってあり、手に取って読みたくなるようなディスプレイで見ているだけで楽しくなります。読んでほしいと思う本が、さりげなく目立つようにおいてあります。
 生徒に訊いてみると、「本をわざわざ借りなくても、今はスマホで電子書籍を読みたいときに簡単に読めるから」という生徒もいますが、なんとなく味気ない気がするのは私だけでしょうか。


 今日は定時退庁日、生徒の居残り勉強も午後5時で打ち切りです。あとは自宅でしっかり勉強してください。



10.10.火  
職員研修「学校危機管理について」
 三連休明けの中間考査2日めの今日、10月とは思えない強い日差しに気温がどんどん上昇し、暑い一日になりました。ほとんどの生徒は3時間目までに終わりましたが、3年選択科目の「フランス語入門」の試験は4時間めです。暑さに滅入ることなく頑張っていました。

 私たち教職員は、午後から研修です。今日のテーマは「学校危機管理」、はじめに使用期限切れで今夏に買い替えた新しいAEDの使用法について、納品業者の方に説明してもらいました。

 次に、大阪教育大学 学校危機メンタルサポートセンター長の瀧野揚三教授にお越しいただき、「学校危機管理について」というテーマで、安全で安心な学校づくりに必要な予防や生徒支援のあり方等についてご講演くださいました。「例えば、生徒が進路選択をするような重大な場面で、先生がどれだけ一緒になって考えてあげられるかということが、生徒にとって安心で安全な学校であるかどうか、ということです。」と、日頃からの生徒との関係性が大切であることをご教示いただきました。

 ご多用のところありがとうございました。



10.09.月  
ハルカスと日没
 創立十周年記念式典が近づいてきました。記念誌も最終校正の期限が迫っています。記念事業実行委員会のメンバーをはじめ、多くの方々のご尽力やご支援のおかげで、順調に進めることができ、厚く感謝しているところです。

 今日は「10年のあゆみ」のページを完成するため、学校に来ています。再編統合した学校にいて、本校が歩んできた歴史に思いを馳せると、着任して僅か半年ばかりの私がさらりと仕上げられるものではないと感じます。

 部屋を出て、廊下を歩き、階段を上がり、また廊下を歩きました。目に映る景色の一つひとつが、切り絵のようになって、瞳の奥に綴られていきます。

 「どの写真を載せようか…」

 最終校正の期日が迫っているわりにはのんびりしています。ふと、3階の渡り廊下から西の方を見ると、昼下がりの太陽の右下の、向こうの方に小さくハルカスが見えました。2014年3月に開業したあべのハルカスは、高さ300mという日本一の高層ビルで知られています。本校からは偶然ですが、ちょうど真西の方角にあります。
 だから、太陽が真東から出て真西に沈む春分と秋分の日に、ここから沈む夕陽を見ると、ちょうどハルカスに重なるように見えるはずです。

 今日の大阪の日の入は17時32分。秋分の日からすでに20日ほど過ぎています。

 夕方、再び同じ窓にやってきました。やはり、太陽はハルカスの南側に沈もうとしています。日一日と、昼は短く太陽は南側に沈んでいきます。寒い冬ももうすぐでしょう。 
 それにしても、暮れなずむ空の色はいつ見ても美しいものです。もう、すっかり何をしに学校に来たのか忘れています。



10.08.日  
秋の音
 朝方かかっていたうす雲がさらさらとかき消され、深い青色の空が広がってきました。そこに真っ白なわた雲がひとつふたつと浮かんでいます。のどかで穏やかな休日の朝を迎えました。
 暦の上では「寒露」とは思えないような強い日差しが眩しく降り注ぎ、さまざまな鳥たちのさえずりが聞こえてきます。

 ばーん、しばらくして、また、どーんと、鳥追いの空砲が鳴り響いています。五穀の収穫もたけなわです。案山子もあともうひと頑張りといったところでしょうか。
 コンチキチン、コンコンチキチン… と、山車曳き鐘の音が遠くから聞こえてきました。そっと目を閉じて、秋の音に耳を澄ませば、まだ幼い子供の自分がそこにいるような景色が甦ってきます。

 うらうらと温かい風に誘われて、正門前の景色をパノラマチックに撮ってみました。この柔らで懐かしい音が聞こえてくるでしょうか。考査中の日曜日、学校はとても静かです。「教科書を持って帰るのを忘れました」と生徒が三人やってきました。穏やかな時間が流れています。



10.07.土  
第1、2学年保護者対象進路講演会
 今朝、午前10時から、視聴覚教室にて「第1,2学年保護者対象進路講演会」を行い、62名の方が来られました。テーマは「お子様の将来のために保護者が知っておくべきこと」〜(株)マイナビの安田さんを講師にお招きし、約1時間スライドを見ながらお話を聴きました。9期生(現2年生)が、昨年の10月に聴いた内容を、保護者向けにアレンジして話してもらいました。

 講演の内容は(1)社会で求められる人材(2)進路選択について(3)親子コミュニケーション の順にとても分かりやすく確かな根拠を示しながら説明していただきました。

 まず、「社会人基礎力」として求められる3つの能力と12の要素について話されました。社会が求める(1)考え抜く力(2)前に踏み出す力(3)チームで働く力 の3つの能力で、(2)を生じさせるためには、その前に(1)が必要不可欠で、将来ロボット社会になっても、(2)(3)の力はロボットではなかなかできないので、これからますます求められてくるだろうと言われていました。 



10.07.土  
自分で考えて文章にする力
 講演の中で、「大学から企業への就活で、はじめに書くエントリーシートで、自分のことを自分の文章にして書くことが苦手な学生が増えている。」という話がありました。
 例えば、「学生時代に力を入れて取り組んだことについて、その内容、成果などを具体的に記入してください。」「あなたが考える自分の強み(経験・能力・性格)などについて、例を挙げて具体的に教えてください。」「当社に入社後、どのような仕事をしたいか、自由に記入してください。」と訊かれて、どう書けばいいか相談する学生が増えているそうです。

 また、入社試験で、例えば、「今まで壁にぶちあたった出来事で、どのように課題を突破したか? その突破した際の、行動の選択肢と他の選択肢を選んでいたらどうなっていたか? 和文と英文でこれをまとめなさい。」というようななかなか手ごわい問題が出されるような企業が増えてきているとのことです。

 だからこそ、その基礎となる勉強はとても大切で、今、まさに一生懸命すべきことであり、さらに、勉強だけでなく、良好な人間関係を築く力が身につくような部活動や学校行事をチームで頑張ったり、という経験を多く積むことが重要だと述べられていました。

 日頃から、先生方が機会あるごとに生徒に伝えていることです。



10.07.土  
親子で情報を共有する
 講演の話は続きます。「大学選びで大切なことは『どんなことが学校で勉強できるのか』であり、また、専門学校であれば仕事に直結していることを自覚し、学校の先の仕事のことまで知っておく必要がある。」「そこで、学校選びのために、まずパンフレットを集めましょう。そしてイメージ写真などに惑わされず、一番よく見る所は、たくさん字が書いてある『学部学科情報』です。」
 そのとおりだと思います。「周辺の環境がいい」というような情報ではなく、何を大切にしているか(アドミッションポリシー)が最も具現化されている学部学科情報やカリキュラムをよく見ることでしょう。

 最後に、「親子で十分情報共有をしてください。そして、精神的なサポートをしてあげてください。」と述べられていました。

 私たち教員もとても勉強になるお話しでした。講演者の安田さん、参加いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。



10.07.土  
学年座談会/第4回PTA実行委員会
 講演会が終了し、続いて学年に分かれて、学年主任、クラス担任や副担任の先生と一緒にPTA主催学年座談会を行いました。
 PTA進路委員会の方の司会進行で、参加された保護者の方に、日頃の子どもの様子や親としての悩みなど、それぞれ話してもらい教員も加わりました。私は2学年に参加しましたが、「どうしたら自分で勉強する習慣がつくだろう」という悩みが多く出ていました。
 学校としても、自学自習の習慣をどおうつけるかが、最も大きな課題の一つになっています。決め手になるような仕掛けを発見し、実践していく必要があります。
 座談会は1時間以上にわたり行われました。参加してよかったと思っていただけたでしょうか。ご参加くださりありがとうございました。

 ご家庭と学校とが情報を共有し、互いに協力して生徒の成長を支援していくことが大切で、今日のような情報交換の機会を増やすことができればと考えています。


 小休止の後、午後1時からは、「第4回PTA実行委員会」が行われました。会長挨拶の後、文化祭食品バザーの振り返り、創立十周年記念式典関係、各種委員会活動報告等について、話し合われました。次回は12月2日(土)10時です。



10.06.金  
2学期中間考査始まる
 今日から13日(金)まで2学期中間考査が実施されます。1年8科目、2年17科目、3年は26科目行われ、1年生は全員8科目を受験し、2、3年生は必修科目とその中から選択した科目の考査を受けます。
 初日の1時間めは、1年「数学α」、2年「英語表現」または「英語理解」、3年「政治経済」または「数学V乙」です。チャイムが鳴り、ひと回りしました。みんな集中して取り掛かっています。がんばってください。また、明日から三連休になりますが、考査中であることを自覚してたくさん勉強して来週の考査に臨むことを期待しています。



10.06.金  
第1回授業力向上委員会
 本日、午後1時30分から生物講義室で第1回授業力向上委員会を行いました。授業力向上委員会は、お互いの授業を知ることで、自分の授業に活かしていこうという考えのもと、続けてきた勉強会です。

 今日は、理科のY先生の実践の発表を聴き、「生徒が主体的に学ぶにはどうすればいいか?」について話し合いました。Y先生は、今春、初任者として本校に着任されました。生徒がしっかりと自分の頭を使って考える授業をしようと、様々な工夫をされています。実際の授業の様子を動画で見ることができました。どのような方法や手段がより効果的か、評価はどのようにするのがよいか、みんなで意見を出し合い、考えました。

 



10.05.木  
3年生男子体育はバレーボール
 明日から中間考査が始まります。今日の授業は午前中で終わり、午後からは明日以降の考査に向けて各自で勉強する時間をとっています。食堂も明日から考査が終わるまでお休みになります。

 今日は体育の授業を3時間見学しました。どの授業もすばらしく、なるほどと感心することがありました。1時間めは、体育館でY先生の3年5、6組男子のバレーボールの授業です。

 体育の授業の始まりは、学年や種目に関わらず統一されています。まず、始業のチャイム前にはほぼ整列しています。そして、「では始めます」「お願いします」「座りなさい」「失礼します」と先生の言葉に大きな声で返事をして直ちに行動。ごく自然にできています。先生が今日の授業の予定と目標を伝えられたあと、生徒2人が前に出てきて号令をかけながら、準備体操、ストレッチ、補強、ジョギングを生徒たちで行います。生徒を主体にしながら、規律ある授業形態が完璧に確立しています。

 5組の男子がネットの設営をしている間に、6組の生徒はアンダーパス、オーバーパスの練習をしています。ネットの設営が終わるとペアになって、アンダー5回、オーバー5回を交代で2セットずつ行います。丁寧に投げてもらって返す、投げてもらって返す、の繰り返しです。オーバーは両腕の親指と人差し指で三角形を作るようにと、先生のアドバイスが入ります。
 次に真上にオーバーでトスを5回以上連続して上げる練習です。いつも同じ動作ができ、ボールコントロールがうまくできているか確認する事ができます。



10.05.木  
基礎から実践へ
 次に、ペアの投げる人がネット際に、アンダーまたはオーバーで返す人がライン上に立ちます。これだけで、一気に実践的になりました。返す人は、次にトスがしやすいような位置に返すように努めます。今日の目標は「レシーブ→トス→アタック」の3段攻撃ができるようになることです。

 トスの次はアタックの練習です。5分間壁打ちをしました。高いところからまっすぐに打ち下ろすこと、いつも同じ所に打てるようにと連続5回続けられるようにと、先生の指示が入りました。みんな一生懸命取り組んでいますが、5回連続しての壁打ちはなかなか難しいようです。
 アンダー、オーバー、アタックの各動作が正確に思い通りにできるようになれば、3段攻撃ができるようになります。

 ところがその前にサーブが入らなければなりません。サーブ練習もしっかりしました。さらに、各コート2列になってアタックの練習です。先生の説明の時にお手本として登場してくれているバレー部の生徒はさすがです。



10.05.木  
いよいよゲームへ
 今日は1時間の授業の中で、バレーボールの基本となる動きから、それらをつなげて連続して行い、3段攻撃を目標にしたゲーム形式の練習まで見ることができました。Y先生のアドバイスはとても分かりやすく、何をするためにこの練習をするのかがいつも明確です。生徒は、常に練習の目的を十分に理解しながらすることができていました。
 3段攻撃ができるように、どのような練習を重ね積み上げていくとよいのか、よく分かりました。ありがとうございました。



10.05.木  
1年男子柔道
 2時間めは、N先生の1年7組の男子柔道です。2人が前に出て号令をかけながら、みどり清朋体操→ストレッチ→補強をします。腕立て、背筋、腹筋の補強は女子は各20回でしたが、男子は30回です。1時間めに続き、準備運動は私も一緒にさせてもらっています。お昼ごはんもアイスもまだでしたので、今日はそれほど苦しくありませんでした。

 柔道の授業は、怪我防止のために、ここからさらに念入りの柔軟や関節のチェックを行います。足の指の関節を一つひとつ回したり、あぐらを組んたまま前屈したり、また割りをしたりと、より柔軟性が求められるスポーツであることが分かります。

 次に前転、後転、側転と、基本的な動作を一通り行ってから、後ろ受け身(歩いて→小走り)、前回り受け身(右足→左足)の練習です。前回り受け身は畳に頭を打ちつける心配があるので、座って膝を立てた状態から始めるように指示されていました。



10.05.木  
けさがため
 今日は抑え込みで「けさがため」の技の練習です。抑え込みは従来の30秒から20秒で1本になったとルール改正の紹介があり、抑え込みの条件として、@相手が仰向けになっていること A足が絡まず外れていること を確認し、「けさがため」のかけ方と解きかたについて丁寧に説明されていました。
 @自分の右腰を相手の右脇に密着させる A左腕をきめる B相手の首に右腕を回して右襟元をつかんで体を載せるのではなく密着させる C足で踏ん張れるように両足を開く
 そして解くのは、右腕を抜くか、相手の脚をはさむか と教えてもらい、ペアで技の掛け合い、解き合いの練習です。みんな一生懸命です。



10.05.木  
てっぽう返し
 「けさがため」の練習を十分にしたところで、もう一つの解き方を見せてもらいました。

 密着して左腕で相手の帯をつかみ、自分の左肩の方へ足を踏ん張り体を反らせて一気に返す技「てっぽう返し」です。生徒に「けさがため」をかけられた状態のN先生が、てっぽう返しで一瞬にしてひっくり返すのを見て、歓声があがりました。見事な切れ味です。

 柔道の技は簡単にできるようになるようなものではなく、授業は難しいように思いますが、腕や足の位置や持ち方、力の入れ方など細かく教えてもらい、とても分かりやすく、かつ安全で安心して受けることができる授業でした。ありがとうございました。



10.05.木  
1年女子バレーボール
 3時間めは、体育館でA先生の1年5組女子バレーボールの授業を見学しました。いつものように、生徒が前に出て、みどり清朋体操→ストレッチ→補強の順で行い、体育館を3周、「いーち、ソーレ、にーい、ソーレ、…」と大きな掛け声をかけて走りました。

 1年生のバレーボールは1時間めの3年生の授業より、もっと基本的な動きから始められています。
 はじめにペアになってバレーボールでキャッチボールをします。相手の胸元に投げ、それを胴体を使わず手で受けます。次に両手で持ち体を反らせて振りかぶって投げます。遠くに投げ過ぎないように高く投げるように注意します。
 さらに、後ろ向きで、ワンバウンドさせて、と続きます。なかなか相手の位置に投げるのが難しいようですが、とても楽しそうで、笑顔でいっぱいです。



10.05.木  
キャッチボールからバレーボールへ
 「掌をじゃんけんのパーにしてしっかり開くと、指先まで力が入り、板のように堅くなる。その状態で、ぱちんとボールを強くたたくと、うまくワンバウンドして相手に送ることができる。」とA先生の説明がありました。その通りしてみたら、できるようになったと喜ぶ生徒もいました。

 次にアンダーの練習です。先生から「痛いけど腕をしっかり伸ばして打ちなさい。」とのアドバイスです。生徒たちは、痛い痛いと大はしゃぎしているように見えました。もちろん穏やかに二人で練習しているペアもあります。

 アンダーの次はオーバーハンドです。「ボールをつかむように、両手の指でキャッチして投げる。つかんでいいから、キャッチして投げる。だんだんキャッチしてから投げるまでの時間を短くしていくようにすると、できるようになるよ。」と、思わず「なるほど! このように教えればいいのか!」と感動のアドバイスでした。みんな楽しく一生懸命に頑張っています。

 しばらく練習すると先生のホイッスルが鳴り、生徒がさっと先生の所に集まって座ります。「今度はオーバーでもアンダーでもいいから、頑張って20回以上続けるんやで。」
 さあ、ますます生徒たちは頑張り出しました。



10.05.木  
アンダー、オーバー、アタック!
 しばらくすると、またA先生のホイッスルが鳴ります。
「次は、自分で頑張って2回上げて3回めに返しましょう。アンダー+アンダーでもOK。オーバー+オーバーでもOK。アンダー+オーバーでもOKだから、3回めに返すように頑張ってみましょう。」
 
 こうなってくるとなかなか大変です。ボールは思うように真上に上がらず、ボールを追いかけ、あちこちに走り回る生徒がたくさん。でも、少しすると、コツをつかんできたみたいで、しっかりボールをコントロールできる割合が増えてきているようでした。

 徐々に、階段を上るようにバレーボールに近づいてくるのがよく分かります。

「では、『投げる→アンダー→オーバー→アタック(ワンバン)→アンダー→…』と繰り返せるようにペアで頑張ってみましょう。」
 なんと、これは3段攻撃そのものです。「なるほど」です。こうして教えたら、バレーボールの経験が全くない生徒でもできるようになるのかと理解しました。
 生徒たちは、ますます絶好調です。どんどん気持ちが乗ってきたのでしょうか、アタックの時に「ギャー」と叫びながらボールをパチンとたたく生徒も何人かいました。

 最後は6人4グループに分かれて、円になって20回以上を目標に続くか挑戦です。時間が来るまで一生懸命頑張っていました。結果は2班が21回の好記録でした。

 バレーボールの苦手な生徒に対する理想的な教え方を教わった気がしました。とても参考になりました。ありがとうございました。

 今日の3時間の体育の授業見学をして感じたのは、どの授業も、一つひとつビルド・アップしながら、目標とする技量を確実に身につけるという学びがあり、常に目標が明確で、何を考えてどのように行動すればよいのか、全ての生徒がきちんと理解していることです。このことは、他のどの教科においても重要で、とても勉強になりました。



10.04.水  
無事にスタート!
 朝出勤しましたら、なんと全館停電の状態でした。事務室の方が早朝出勤されて少しすると、急に電気がすべて落ちたそうです。私が出勤した時はすでに関西電気保安協会の方が来られていました。このままでは1時間めの授業を行うのが難しいかと心配しましたが、停電から2時間後の8時15分頃、原因が分かり全館復旧し、先生方から安堵の声が上がりました。おかげで1時間めの授業も問題なくスムーズに行うことができました。

 原因は、校内に流す電柱の「高圧地絡継電器」という器具の経年劣化による誤作動であることがわかりました。校舎ができて44年、古くなった器具や設備の改修を進めていますが、申請した全てに予算がつくことは難しく、優先順位を決めて順次行っています。今回の停電が繰り返すことがないように、早急に改修を行うようお願いしようと、早速連絡を取ってもらっています。

 突然の停電が起きると、一瞬にして教育活動が困難になることを改めて思い知らされました。授業中や試験中に起きずに良かったです。

 停電が直るのに合わせたかのように、雲間から光が射してきました。空全体が明るく気持ちの良い朝です。1時間め、グラウンドでは、生徒たちが元気に掛け声をかけながら準備運動のジョギングをしていました。
 



10.04.水  
漢字検定の申し込み
 11月10日(金)の放課後、本校で漢字検定が行われます。廊下の窓ガラスにその案内ポスターが掲示されています。申し込みは、昨日と今日の2日間。昨日も昼休みに「ただ今受付中です」と、校内放送が入っていました。前回の漢字検定も大講義室がいっぱいになるぐらいの生徒が受験していました。

 2級は3,500円、3級は2,500円の検定料がかかりますが、チャレンジしてみるのもいいかと思います。また、最近では短期大学等によっては、資格として漢検3級以上を求められることもあるようです。自分の希望する進路について調べて、取るべき資格は予め取っておくなどするのもよいでしょう。



10.04.水  
2年生「書道U」の授業を見学しました
 5時間めに、S先生の「書道U」の授業を見学しました。今日は「草書の学習2」です。唐時代の懐素の「自叙伝」(西暦777年)から、「懐素家長沙幼」(大意)「私懐素は長沙に住み」の6文字を草書で書写します。

 はじめにプリントが配付され先生の説明がありました。自叙伝は、「狂草」とよばれる自由奔放な草書で書き綴られており、懐素自身の書を自賛し解説したものだそうです。「連綿」という文字と文字を連続して書く事と、速い運筆が特徴とのことです。私には草書はとても難しく、字形も分からないし、筆の運び方も分かりません。ところがS先生は書画カメラを用いて、とても丁寧に分かりやすく教えてくれます。

 まず、「懐素」の二文字の連綿を、生徒の皆に筆先がよく見えるように、わざと筆を少し寝かせ、どこに気をつけて書けばよいか明確に伝えながら、ゆっくりと書いていく様子を見せてくれます。目からうろこでした。全く書けないと諦めていた草書を、私でも書けそうな気がしたのです。
 
 慌てて部屋に戻り、筆ペンを持って教室に戻りました。先生が書いてくれた様子が、そのまま動画で繰り返し映し出されています。よく見ながら何度も書いてみました。



10.04.水  
上手な生徒たち
 生徒たちは2年生だけあって、さすがに上手です。みんな何枚も書き続けて練習しています。

 その様子をS先生が見てまわります。そして、ズバリと適切なアドバイスが入ります。

 「点画と点画を繋いでいる線まで太く書いている人が結構います。例えば『懐』の右側のここが太くなっているのは、右側に筆が来た時に、筆が斜めになったまま書いているからですよ。筆はしっかりと立てて書いてください。」

 さっきから何度も書いた字を見ると、全くその通り太くなっていました。気をつけて、先生の言われた通り筆を立てて書くと、細く書くことができました。素人の私には感動です。生徒もどんどん上達しています。

 授業の後半は「長沙」の2文字の連綿の練習です。先ほどと同じように先生が前で書くところを見せてくれます。それを目に焼き付け、自分で書いてみます。「沙」のさんずいを大きく丸く書くのが難しいです。特徴的な部分をとらえて書く努力を意識的にすることが上達のポイントだと教えてくれました。

 草書という難しい字体も、分かりやすく丁寧に教えてもらうので、生徒も迷わず集中して書写の練習ができています。私も生徒さんのようには書けませんが、とてもいい勉強になりました。ありがとうございました。



10.04.水  
名月をとってくれよと
 今日は中秋の名月。帰り支度をして正門を出る際に振り返ると、校舎の上にきれいな月が出ていました。すぐ下のひつじ雲が彩りを添えています。

 「名月を撮ってくれよ」と誰に泣かれたわけでもありませんが、そのまま帰るのが惜しくなり、部屋に戻ってカメラを持ち出してきました。
 レンズ越しによく見ると、まん丸ではなく少し欠けて見えます。十五夜でも満月とは限らないようです。気がつけばずいぶん涼しくなりました。4階の1学年職員室の明かりがついています。考査問題を作ってられるのでしょうか。明後日から中間考査が始まります。

 帰宅して夜更けにもう一度見ようと外に出てみると、ひつじ雲が空一面に広がっていましたが、空高く名月が輝いています。 



10.03.火  
1年国語総合(古典)
 昨日は一日中しっかり雨が降りました。今朝はまだ雲が残っていますが、雨はどうやら大丈夫そうです。一雨ごとに涼しくなる季節、風邪等引かないように注意しようと思います。

 今日は1時間めにK先生が担当する1年7組の国語総合(古典)を見学しました。生徒はクラス半分の20人。1学期の成績を参考に2学期から習熟度別の少人数制授業を実施しています。
 今日の内容は、伊勢物語の「筒井筒」。K先生は板書とプロジェクターをとても上手に使われます。生徒に語りかけ、板書をしながら言葉の意味や文法、歌の技法などのポイントを丁寧に教え、和歌の修辞によって広がるイメージを、スクリーンに投影して表現し、生徒を古典の世界へと誘います。

 風吹けば沖つ白波たつた山 夜半にや君がひとり越ゆらむ  

 詠み人の心はどんなであったのでしょう。当事者の思いを真に理解できるでしょうか。

 大和物語や古今集にもこの歌が出てくるのは、技法が優れているばかりでなく、高安の女性の元へと、夜半にひとり越ゆる夫を健気に案じる妻の、心の奥に封じ込まれた激しい思いが、狂おしく吹き荒れる風(嵐)や白波(おそらく地面が白くなるほどの強い雨)となって、日中は穏やかな竜田山を望む情景に鮮烈に映し出された、とても激しく強い歌であるからではないかと感じます。解釈の仕方は読み手の想像に任されているところが、古典や小説の面白いところでしょう。

 いずれにせよ、1,000年以上もこうして後世の人々に長く語り継がれてきた歌には違いありません。言葉の力はすごいものです。



10.03.火  
2年体育に参加しました
 5時間めは、2年生女子の体育の見学です。テニスの予定でしたが、昨日の雨でコートが使えず、第二体育館で卓球に変更です。担当はY先生です。
 邪魔にならないようにと、準備運動だけでも後ろで一緒にしようと着替えていきました。準備運動はいつもと同じで、二人が前に出て号令をかけながら皆で一緒に行います。皆しっかり体を動かしています。筋を伸ばすととても気持ちよく、頭も冴えてくるような気になります。
 ところが補強の腕立て伏せまではよかったのですが、次の、うつ伏せになって両足首を持っての背筋は、昼ごはんと食後のアイスクリームが入った胃袋を直接圧迫し、かなりヤバい感じでした。

 一通り準備運動が終わり、卓球のゲームに入ります。一人ひとりくじを引き、くじの番号の若い順から4人ずつ5台のコートに分かれて入ります。そして、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんがペアを作り、ダブルス戦を行います。第一ゲームはAB対CD、第二ゲームはAC対BD、第三ゲームはAD対BCです。Y先生がタイムキーパーをし、試合の始まりと終わりのホイッスルを鳴らせます。

 今日は人数が一人足りなかったので、私も入りました。ゲームの仕方も時間もちょうどいい感じで、終わればもう一度くじを引いてメンバーを代えて同じように行いました。ゲームの結果はきちんと紙に書いて報告します。
 
 生徒はみなとてもテキパキと行動しています。運動後の爽やかな余韻を楽しむこともできました。同じコートでゲームをしてくれた生徒さん、Y先生、ありがとうございました。



10.02.月  
朝学のすすめ
 10月初めの月曜日の朝。今朝も早くから自習室で黙々と勉強している3年生がいます。

 いよいよ受験シーズンが本格化します。センター試験の申し込み者は昨年度より大幅増の40名になりました。主な私大の一般入試は2月初旬から始まり、国公立大学前期入試は2月下旬に実施されます。
 実力が伸びているかどうか分からず、不安な気持ちになりやすい時でもありますが、今はまだ模試を受けても結果が現れる時ではありません。今はただひた向きに寸暇を惜しんで頑張る、すると、必ず自分にとって良い結果が訪れてきます。

 放課後は生徒でたくさんになる自習室も、早朝はまだ空いています。いつもより1時間早く登校し、毎朝勉強する習慣をつけて、朝から自習室が満員御礼になってほしいと願っています。

 臆せず がんばれ受験生!



10.02.月  
幼児体育の授業を見学しました
 2時間めに、学校設定科目の2年生「幼児体育」の授業を見学しました。生徒は保育士や幼稚園教諭を志す18名、先生は保健体育科のY先生です。

 生徒2人が前に出て号令をかけながら、ラジオ体操第二を皆で体操します。ストレッチのあと補強、腕立て伏せ、背筋、腹筋を各20回ずつ元気に行い、アップ終了です。

 今日のテーマは「子ども向け体操」です。18人が3人ずつ6つの班に分かれ、それぞれ別の「子ども向け体操」の動きを歌に合わせてできるように覚えます。次に、別々の「体操」を覚えた6人が一つの班を作るように、A、B、Cの3つの班に分かれます。

 そして、自分が覚えた体操を他の5人に教えます。1時間に1曲ずつ6回繰り返すと、全員が6曲覚えることができます。グループワークをうまく導入して効率よく学びながら、全員が必ず1回は教える側になるようにと、とても工夫された授業の進め方でした。



10.02.月  
びよーんびよーん
 今日はとても楽しい歌でした。「おどるんようび」〜どうやら、幼稚園や保育園で人気の体操だそうです。
 「びよーんびよーん びよーんびよーん 今日は踊るの何曜日?」「月曜日!」[げっげげげ げっげげげ げっげげげ 月曜日〜」と、ノリノリのリズムと踊りで日曜日まで一気に歌い上げます。幼児がとても喜びそうな歌と体操です。

 A、B、Cの3班に分かれて、それぞれ覚えた人が丁寧に教えています。おおよそ皆覚えた所で、全員で曲に合わせて体操してみます。今日は私も体操服に着替えて一緒に挑戦です。前回のT先生のダンスの授業で習った動きよりは、こちらの方ができそうな気がしました。

 最後に今日の授業の振り返りを紙に書きます。そこには、必ず今日の「先生」の評価もします。「先生」は、自分の教え方がよかったかどうか振り返って紙に書きます。

 生徒がとても主体的、積極的に動いているのが印象的でした。体操の練習も、嫌そうな顔をしている人は一人もいませんでした。
 とても楽しく見学できました。内容も濃かったです。ありがとうございました!



10.01.日  
半年になりました
 おはようございます。10月になりました。4月1日付で着任し、ちょうど半年になりました。あっという間でしたが、改めて初心に帰り、対話を大切に、誠実に一人ひとりを大切にする教育を進めてまいる所存です。

 今日はこれから池島小学校の運動会です。素晴らしい晴天に恵まれ、地域の子どもたちの元気な姿を見に行ってきます。とても楽しみです。正門脇の花壇のマリーゴールドがきれいです。



10.01.日  
池島小学校の運動会を見に行ってきました
 先週の池島中学校に続き、今日は池島小学校の第46回運動会です。着いたらこれから入場行進が始まるところでした。児童会の進行で行進が始まりました。音楽に合わせ、みんな元気いっぱいです。6年生から順に行進し、グラウンドを半分に紅組と白組に分かれて並びます。最後に1年生が入場してきました。可愛くて仕方ありません。

 プログラムは全部で25もあります。楽しいネーミングの競技がいっぱい、先生方も全員名前と背番号入りのお揃いのTシャツを着ています。運動会のスローガン「全力:安全:楽しもう」どおり、先生方の思いが伝わってきました。

 プログラム4番は2年生による団演「どこまでも〜イケジャニ106〜」です。6月に本校の生徒と一緒に芋の植え付けをした子どもたちが一生懸命にダンスをしています。みんな息もぴったり、お見事でした。

 3年生の団演まで拝見させていただきました。どの瞬間を切り取っても、みんな一生懸命であることに感動しました。ここから1qほど南に行けば本校があります。毎年この小学校で学んだ生徒が本校で学んでいます。これからも、この地域の子どもたちが、本校で学びたいと思ってもらえるように、より一層親交を深めながら、素敵な夢と魅力ある学校づくりに取り組んでいきたいと思います。ありがとうございました。

 校舎からグラウンドいっぱいに飾った万国旗をよく見ると、1枚1枚、白いハンカチにのびのびとした楽しい絵が描かれています。入学した時に1年生が描いたもので、6年間運動会の度にこうして飾り、卒業時に一人ずつ返すのだそうです。なんと、素晴らしい小学校なのでしょう。



10.01.日  
振り込め詐欺被害防止啓発ポスターで表彰
 10月11日から20日までの10日間、平成29年度全国地域安全運動が行われます。それに向けて、午後2時から東大阪市立東体育館で枚岡防犯大会が実施されました。

 枚岡警察署管内では、依然振り込め詐欺の被害が後を絶たないとのこと。そこで、振り込め詐欺被害防止啓発ポスターを作成することになり、管内の枚岡樟風、日新、みどり清朋の3高校の美術部に制作依頼が来ました。美術部の生徒さんたちは、夏休み中、学校で高校展の制作を行い、家に帰ってからポスター制作を行ったそうです。

 3校の美術部員が制作した作品の中から、2年生池田梓紗さんの作品が優秀賞に選ばれ、今日の大会で表彰されることになりました。おめでとうございます。池田さんは、自分の大切な息子や家族を思う気持ちを悪用されることがなくなりますようにと願いをこめて描いたそうです。
 プレゼンターは、1日警察署長、新喜劇でお馴染みの未知やすえ(吉本クリエイティブエージェンシー)さんです。たくさんの方が見守る中、表彰式が行われました。 
 そして、「安全で安心して暮らせるまち枚岡」の実現を願い、大会宣言が決議され、第一部が終わりました。

 表彰された池田さんをはじめ、美術部員の皆さん、高校展の作品制作と並行してのポスター制作お疲れさまでした。地域の防犯啓発の取り組みへの協力ありがとうございました。