10.04.水  
無事にスタート!
 朝出勤しましたら、なんと全館停電の状態でした。事務室の方が早朝出勤されて少しすると、急に電気がすべて落ちたそうです。私が出勤した時はすでに関西電気保安協会の方が来られていました。このままでは1時間めの授業を行うのが難しいかと心配しましたが、停電から2時間後の8時15分頃、原因が分かり全館復旧し、先生方から安堵の声が上がりました。おかげで1時間めの授業も問題なくスムーズに行うことができました。

 原因は、校内に流す電柱の「高圧地絡継電器」という器具の経年劣化による誤作動であることがわかりました。校舎ができて44年、古くなった器具や設備の改修を進めていますが、申請した全てに予算がつくことは難しく、優先順位を決めて順次行っています。今回の停電が繰り返すことがないように、早急に改修を行うようお願いしようと、早速連絡を取ってもらっています。

 突然の停電が起きると、一瞬にして教育活動が困難になることを改めて思い知らされました。授業中や試験中に起きずに良かったです。

 停電が直るのに合わせたかのように、雲間から光が射してきました。空全体が明るく気持ちの良い朝です。1時間め、グラウンドでは、生徒たちが元気に掛け声をかけながら準備運動のジョギングをしていました。
 



10.04.水  
漢字検定の申し込み
 11月10日(金)の放課後、本校で漢字検定が行われます。廊下の窓ガラスにその案内ポスターが掲示されています。申し込みは、昨日と今日の2日間。昨日も昼休みに「ただ今受付中です」と、校内放送が入っていました。前回の漢字検定も大講義室がいっぱいになるぐらいの生徒が受験していました。

 2級は3,500円、3級は2,500円の検定料がかかりますが、チャレンジしてみるのもいいかと思います。また、最近では短期大学等によっては、資格として漢検3級以上を求められることもあるようです。自分の希望する進路について調べて、取るべき資格は予め取っておくなどするのもよいでしょう。



10.04.水  
2年生「書道U」の授業を見学しました
 5時間めに、S先生の「書道U」の授業を見学しました。今日は「草書の学習2」です。唐時代の懐素の「自叙伝」(西暦777年)から、「懐素家長沙幼」(大意)「私懐素は長沙に住み」の6文字を草書で書写します。

 はじめにプリントが配付され先生の説明がありました。自叙伝は、「狂草」とよばれる自由奔放な草書で書き綴られており、懐素自身の書を自賛し解説したものだそうです。「連綿」という文字と文字を連続して書く事と、速い運筆が特徴とのことです。私には草書はとても難しく、字形も分からないし、筆の運び方も分かりません。ところがS先生は書画カメラを用いて、とても丁寧に分かりやすく教えてくれます。

 まず、「懐素」の二文字の連綿を、生徒の皆に筆先がよく見えるように、わざと筆を少し寝かせ、どこに気をつけて書けばよいか明確に伝えながら、ゆっくりと書いていく様子を見せてくれます。目からうろこでした。全く書けないと諦めていた草書を、私でも書けそうな気がしたのです。
 
 慌てて部屋に戻り、筆ペンを持って教室に戻りました。先生が書いてくれた様子が、そのまま動画で繰り返し映し出されています。よく見ながら何度も書いてみました。



10.04.水  
上手な生徒たち
 生徒たちは2年生だけあって、さすがに上手です。みんな何枚も書き続けて練習しています。

 その様子をS先生が見てまわります。そして、ズバリと適切なアドバイスが入ります。

 「点画と点画を繋いでいる線まで太く書いている人が結構います。例えば『懐』の右側のここが太くなっているのは、右側に筆が来た時に、筆が斜めになったまま書いているからですよ。筆はしっかりと立てて書いてください。」

 さっきから何度も書いた字を見ると、全くその通り太くなっていました。気をつけて、先生の言われた通り筆を立てて書くと、細く書くことができました。素人の私には感動です。生徒もどんどん上達しています。

 授業の後半は「長沙」の2文字の連綿の練習です。先ほどと同じように先生が前で書くところを見せてくれます。それを目に焼き付け、自分で書いてみます。「沙」のさんずいを大きく丸く書くのが難しいです。特徴的な部分をとらえて書く努力を意識的にすることが上達のポイントだと教えてくれました。

 草書という難しい字体も、分かりやすく丁寧に教えてもらうので、生徒も迷わず集中して書写の練習ができています。私も生徒さんのようには書けませんが、とてもいい勉強になりました。ありがとうございました。



10.04.水  
名月をとってくれよと
 今日は中秋の名月。帰り支度をして正門を出る際に振り返ると、校舎の上にきれいな月が出ていました。すぐ下のひつじ雲が彩りを添えています。

 「名月を撮ってくれよ」と誰に泣かれたわけでもありませんが、そのまま帰るのが惜しくなり、部屋に戻ってカメラを持ち出してきました。
 レンズ越しによく見ると、まん丸ではなく少し欠けて見えます。十五夜でも満月とは限らないようです。気がつけばずいぶん涼しくなりました。4階の1学年職員室の明かりがついています。考査問題を作ってられるのでしょうか。明後日から中間考査が始まります。

 帰宅して夜更けにもう一度見ようと外に出てみると、ひつじ雲が空一面に広がっていましたが、空高く名月が輝いています。