10.31.火  
輝く時計塔
 グラウンドの際に立つ清友高校創立50周年記念の時計塔が晩秋の日射しを浴びて輝いています。太陽がちょうど時計塔のてっぺんの位置にくるように、少しずつ体をずらしてみました。
 
 すると大発見です。4人の若人が腕を伸ばして掌を天に向け、あかあかと輝く丸い太陽を掴んでいるように見えます。太陽は宙を、針は時計盤を巡り、時は一瞬たりとも止まることなく動き続けています。

 時計塔は、この学び舎で仲間とともに過ごした一刻一刻を、宙を巡る太陽を掴み、記憶のフィルムに焦き付けているようです。また、仲間とともに次々と天に向かって羽ばたいていく姿にも見えます。この塔を作られた方の想いが少しだけ分かったような気がしました。
 

 創立十周年記念式典が終わり、2日間の休みがありました。そして、今日から新たな時を刻み始めています。坦々と、津々と、深々と、時が過ぎていきます。二十年、三十年と時を刻み続けます。

 昨日、芋掘りをして一緒に楽しんだ小学2年生の子どもたちが、将来、本校に入学すれば、高校3年生の時に二十周年を迎えます。その子らが、また、芋掘りに小学校へ向かっているかもしれません。