10.07.土  
第1、2学年保護者対象進路講演会
 今朝、午前10時から、視聴覚教室にて「第1,2学年保護者対象進路講演会」を行い、62名の方が来られました。テーマは「お子様の将来のために保護者が知っておくべきこと」〜(株)マイナビの安田さんを講師にお招きし、約1時間スライドを見ながらお話を聴きました。9期生(現2年生)が、昨年の10月に聴いた内容を、保護者向けにアレンジして話してもらいました。

 講演の内容は(1)社会で求められる人材(2)進路選択について(3)親子コミュニケーション の順にとても分かりやすく確かな根拠を示しながら説明していただきました。

 まず、「社会人基礎力」として求められる3つの能力と12の要素について話されました。社会が求める(1)考え抜く力(2)前に踏み出す力(3)チームで働く力 の3つの能力で、(2)を生じさせるためには、その前に(1)が必要不可欠で、将来ロボット社会になっても、(2)(3)の力はロボットではなかなかできないので、これからますます求められてくるだろうと言われていました。 



10.07.土  
自分で考えて文章にする力
 講演の中で、「大学から企業への就活で、はじめに書くエントリーシートで、自分のことを自分の文章にして書くことが苦手な学生が増えている。」という話がありました。
 例えば、「学生時代に力を入れて取り組んだことについて、その内容、成果などを具体的に記入してください。」「あなたが考える自分の強み(経験・能力・性格)などについて、例を挙げて具体的に教えてください。」「当社に入社後、どのような仕事をしたいか、自由に記入してください。」と訊かれて、どう書けばいいか相談する学生が増えているそうです。

 また、入社試験で、例えば、「今まで壁にぶちあたった出来事で、どのように課題を突破したか? その突破した際の、行動の選択肢と他の選択肢を選んでいたらどうなっていたか? 和文と英文でこれをまとめなさい。」というようななかなか手ごわい問題が出されるような企業が増えてきているとのことです。

 だからこそ、その基礎となる勉強はとても大切で、今、まさに一生懸命すべきことであり、さらに、勉強だけでなく、良好な人間関係を築く力が身につくような部活動や学校行事をチームで頑張ったり、という経験を多く積むことが重要だと述べられていました。

 日頃から、先生方が機会あるごとに生徒に伝えていることです。



10.07.土  
親子で情報を共有する
 講演の話は続きます。「大学選びで大切なことは『どんなことが学校で勉強できるのか』であり、また、専門学校であれば仕事に直結していることを自覚し、学校の先の仕事のことまで知っておく必要がある。」「そこで、学校選びのために、まずパンフレットを集めましょう。そしてイメージ写真などに惑わされず、一番よく見る所は、たくさん字が書いてある『学部学科情報』です。」
 そのとおりだと思います。「周辺の環境がいい」というような情報ではなく、何を大切にしているか(アドミッションポリシー)が最も具現化されている学部学科情報やカリキュラムをよく見ることでしょう。

 最後に、「親子で十分情報共有をしてください。そして、精神的なサポートをしてあげてください。」と述べられていました。

 私たち教員もとても勉強になるお話しでした。講演者の安田さん、参加いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。



10.07.土  
学年座談会/第4回PTA実行委員会
 講演会が終了し、続いて学年に分かれて、学年主任、クラス担任や副担任の先生と一緒にPTA主催学年座談会を行いました。
 PTA進路委員会の方の司会進行で、参加された保護者の方に、日頃の子どもの様子や親としての悩みなど、それぞれ話してもらい教員も加わりました。私は2学年に参加しましたが、「どうしたら自分で勉強する習慣がつくだろう」という悩みが多く出ていました。
 学校としても、自学自習の習慣をどおうつけるかが、最も大きな課題の一つになっています。決め手になるような仕掛けを発見し、実践していく必要があります。
 座談会は1時間以上にわたり行われました。参加してよかったと思っていただけたでしょうか。ご参加くださりありがとうございました。

 ご家庭と学校とが情報を共有し、互いに協力して生徒の成長を支援していくことが大切で、今日のような情報交換の機会を増やすことができればと考えています。


 小休止の後、午後1時からは、「第4回PTA実行委員会」が行われました。会長挨拶の後、文化祭食品バザーの振り返り、創立十周年記念式典関係、各種委員会活動報告等について、話し合われました。次回は12月2日(土)10時です。