10.03.火  
1年国語総合(古典)
 昨日は一日中しっかり雨が降りました。今朝はまだ雲が残っていますが、雨はどうやら大丈夫そうです。一雨ごとに涼しくなる季節、風邪等引かないように注意しようと思います。

 今日は1時間めにK先生が担当する1年7組の国語総合(古典)を見学しました。生徒はクラス半分の20人。1学期の成績を参考に2学期から習熟度別の少人数制授業を実施しています。
 今日の内容は、伊勢物語の「筒井筒」。K先生は板書とプロジェクターをとても上手に使われます。生徒に語りかけ、板書をしながら言葉の意味や文法、歌の技法などのポイントを丁寧に教え、和歌の修辞によって広がるイメージを、スクリーンに投影して表現し、生徒を古典の世界へと誘います。

 風吹けば沖つ白波たつた山 夜半にや君がひとり越ゆらむ  

 詠み人の心はどんなであったのでしょう。当事者の思いを真に理解できるでしょうか。

 大和物語や古今集にもこの歌が出てくるのは、技法が優れているばかりでなく、高安の女性の元へと、夜半にひとり越ゆる夫を健気に案じる妻の、心の奥に封じ込まれた激しい思いが、狂おしく吹き荒れる風(嵐)や白波(おそらく地面が白くなるほどの強い雨)となって、日中は穏やかな竜田山を望む情景に鮮烈に映し出された、とても激しく強い歌であるからではないかと感じます。解釈の仕方は読み手の想像に任されているところが、古典や小説の面白いところでしょう。

 いずれにせよ、1,000年以上もこうして後世の人々に長く語り継がれてきた歌には違いありません。言葉の力はすごいものです。



10.03.火  
2年体育に参加しました
 5時間めは、2年生女子の体育の見学です。テニスの予定でしたが、昨日の雨でコートが使えず、第二体育館で卓球に変更です。担当はY先生です。
 邪魔にならないようにと、準備運動だけでも後ろで一緒にしようと着替えていきました。準備運動はいつもと同じで、二人が前に出て号令をかけながら皆で一緒に行います。皆しっかり体を動かしています。筋を伸ばすととても気持ちよく、頭も冴えてくるような気になります。
 ところが補強の腕立て伏せまではよかったのですが、次の、うつ伏せになって両足首を持っての背筋は、昼ごはんと食後のアイスクリームが入った胃袋を直接圧迫し、かなりヤバい感じでした。

 一通り準備運動が終わり、卓球のゲームに入ります。一人ひとりくじを引き、くじの番号の若い順から4人ずつ5台のコートに分かれて入ります。そして、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんがペアを作り、ダブルス戦を行います。第一ゲームはAB対CD、第二ゲームはAC対BD、第三ゲームはAD対BCです。Y先生がタイムキーパーをし、試合の始まりと終わりのホイッスルを鳴らせます。

 今日は人数が一人足りなかったので、私も入りました。ゲームの仕方も時間もちょうどいい感じで、終わればもう一度くじを引いてメンバーを代えて同じように行いました。ゲームの結果はきちんと紙に書いて報告します。
 
 生徒はみなとてもテキパキと行動しています。運動後の爽やかな余韻を楽しむこともできました。同じコートでゲームをしてくれた生徒さん、Y先生、ありがとうございました。