09.30.土  
創立十周年記念事業実行委員会
 爽やかな朝、絶好の行楽日和となりました。中間考査1週間前に入っており、部活動もなく講習や自習室に来る生徒以外に生徒の姿を見ることはありません。

 午前10時から校長室で、創立十周年記念事業実行委員会を行いました。PTA、同窓会、池友会、占春会と校内実行委員会で組織したこの会も、集まって話し合いをするのは今日で最後になりました。当日、式典会場となるプリズムホールと、演奏していただく大阪市音楽団の方との最終打ち合わせも一昨日に終わり、進行の詳細もほぼ決まりました。
 当日は、たくさんのご来賓と保護者の方から出席のお返事をいただいております。ありがとうございます。開式に先立ち、13時25分から本校清朋太鼓部のアトラクションが始まります。

 創立十周年記念のマフラータオルもできました。本校美術部のデザインで、みどりをベースに校章とどりぃさんが彩りを添えています。創立十周年記念誌も形ができてきました。式典まであと1か月、参加された皆の心に残る式典ができればと思っています。吹奏楽部、放送部、清朋太鼓部の生徒さん、各係担当の先生方は、まだまだたくさんすることがありますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 会議は午前中に終わりました。屋内にいるのはあまりにもったいない天気なので、正門前の治水緑地をひと回りしてきます。駅からは少し距離がありますが、本校は、大阪随一と言ってもよいほど、広々と美しい土地にあります。 



09.30.土  
花咲く秋野
 正門前の道路から階段を下りて、緑地を歩きました。広大な治水緑地はいくつかのブロックに分かれています。本校の真北のブロックは、真ん中の池を挟んで南と北に分かれています。

 本校に近い南側はススキがよく茂っていて、陽光を浴びた穂先がキラキラと眩しく揺らいでいました。子どもの頃よく捕まえて遊んだトノサマバッタがヒシバッタやイナゴと一緒にあちこちで跳ねています。立派な望遠カメラを持った方が2人、3人とススキ野の方にレンズを向けられています。聞いてみると、美しいキビタキが来ているとのことです。

 池の北側へ進んでいくと、たくさんのコスモスがゆらゆらとそよいでいました。花びらがきれいな対象形についているので、「秩序だった」という意味のコスモスという名がついたそうです。



09.30.土  
フジバカマ
 ロンドン橋のたもとの小屋の前で、フラワークラブの吉田さんが土を耕してられていました。多くの人に喜んでもらおうと、他のメンバーの方と一緒に整備しては花苗を植えて育てられています。池の南側にも怪談クラブという別のグループの方がきれいに整備して花を咲かせてくださっています。治水緑地の四季折々の花は、こうして、ボランティアの方の温かい心があって、見ることができています。ありがとうございます。

 小屋の近くには、たくさんのフジバカマが白や赤の花をつけています。フジバカマは、ススキやクズなどとともに秋の七草のひとつです。この花をたくさん咲かせたいと株を増やし、今年は昨年よりたくさん咲いているとのことです。
 ねらいは、この花の蜜を好物とする渡り蝶のアサギマダラです。まもなく北から南へと渡る季節になります。数千キロとも言われる長旅の羽を休めに来てくれるでしょうか。「やってきたら、先生に言いに行こうと思っていたところでした。」と、春に会話したことを覚えてくださっていたので、とても嬉しく思いました。

 ひらひらと、うらうらと、アサギマダラが羽を休めに舞い降りるところを見たいものです。