2年人文探究コース総合英語A
次に、速くすらすらと読む練習です。本文が映し出され、スクロールしていきます。ゆっくり読んだり、つまずいたりするとすぐに画面の上に消えてしまいます。私も挑戦しましたが、意味も分からず読むのが精一杯でした。先生が、「今のスピードについていけた人は?」と訊くと、すぐに数人の手が上がりました。素晴らしいです。
文法的な学習も、ICTを使ってとても見やすく分かりやすく感じました。必要な箇所をノートに書き、全文をきちんと文法的にも理解していきます。
先生が、例を示しながら、「ところで、Yesは〈はい〉、Noは〈いいえ〉と訳せばよいと思っている人はいませんか。」と投げかけました。
「Can you speak Japanese?」と訊くと、生徒は「Yes」と答えます。次に、
「Can't you speak Japanese?」と訊くと、「No」と答えました。この質問の答えは、「いいえ、話せます。」だから「Yes, I can.」が正解です。すなわち、英語の答えはとてもシンプルで、どんな訊かれ方をされても、話せたら「Yes.」、話せなかったら「No.」と答えればいいと、先生が教えると、生徒たちは「なるほど〜」と理解していました。英語に慣れていないと、思わず間違ってしまいそうなところです。
先生方の授業を見学する時は、生徒の様子を見ながら、私も生徒になったつもりで、一生懸命授業を受けるようにしています。可能な限り黒板やスクリーンに映し出された文などを、先生が話された言葉や生徒が答えた言葉も一緒にノートにとるよう努めています。そうすることによって、後で先生と一緒に振り返る時に分かりやすいからですが、生徒の気持ちも多少なりとも感じ取ることもできるように思います。この授業のノートは5ページにもなりました。いただいたプリントもたくさんあります。とても密度の濃い充実した授業でした。
生徒はどんなふうに感じているのでしょう。高い目標を立てて、自信を持ってこの調子で頑張ってほしいと願っています。