09.15.金  
1年生コミュニケーション英語T@
 今日は、1時間めにS先生の「コミュニケーション英語T」の授業を見学しました。
 始業のチャイム前に教室に入ると、すでにプリントが配られ授業が始まっていました。1年3組は40人全員出席です。
 S先生はICT機器を活用した授業の達人です。1学期は毎時間持ち運びしていたプロジェクターが、10周年記念事業で全クラスに最新型が設置されたので、随分楽になったと喜んでくださっています。50分間教室の後ろで一緒に授業を受けさせていただきましたが、テンポと歯切れのいい、とても分かりやくて楽しい見事な授業で、感動しました。

 今日の範囲は、テキストLesson7 「The Netherlands−Living with Water」Part3です。はじめに予習してきた新出単語の確認です。今日は11単語ありました。スクリーンは3stepになっています。1語ずつ「英語→日本語」の順に読んで意味を答えると、次は、日本語だけ映し出され、英語で答えていきます。そして、今度は発音記号が映し出されて、英語で答え、正しいか確認します。とても効果的に「読む⇔話す」を繰り返しながら、新しい単語も正しく発音でき、しかも早く覚えられそうです。

 また、「encourage」の「en-」はいろんな単語の先頭について大活躍する話や「brake」と「break」の綴りの違いを確認するなど、ポイントをさらりと押さえられる所はさすがだと思いました。


 



09.15.金  
1年生コミュニケーション英語TA
 単語の学習の次は、全体の内容把握です。
 まずは復習、スクリーンに問題が映し出されました。
「オランダの人々は地形を生かして何を生活に取り入れているか。」の質問に5択の解答が書いてあります。それを、隣同士机を引っ付けてペアになって2人で考えて答えを導き出します。「さあ、全員立ちましょう。」S先生が誤答を消す度に、それを選んでしまった生徒は座ります。答えは「Dutch bike」。半分以上の生徒が正解でした。

 次に、本文が映し出されました。
Most parts of the Netherlands are flat.Dutch people enjoy bike-riding instead,the number of bicycles is larger than the whole population.
次々とポイントを一緒に確認していきます。「most parts of〜」や「enjoy ○○ing」の言いまわし、「bike-riding」は「riding a bike」に言い換えられること(このように言い換えができるというのがとても力になるよ)、「多い⇔少ない」を「large⇔small」で表す名詞は決まっていて、まずは「number(数)」と「population(人口)」の2つを覚えておけばいいことなど、スクリーンに吹き出しやアンダーラインをテンポよく映し出しながら、とても楽しく分かりやすく教えられていました。

 そして、全体の意味が分かったところで、単語が所々抜けた虫食いの本文が映し出され、先ほどのペアの左側の生徒が、虫食いの単語を思い出して入れて読み、正しいか右側の生徒が確認します。

 こうして、一文一文進んでいきます。生徒の頭が絶えず動いているのがよく分かります。ペアワークの効果も絶大です。



09.15.金  
1年生コミュニケーション英語TB
 Many roads have one or two lanes for bicycles only.Riding a bicycle is not only but eco-friendly.

 ここでは、「not only A but also B(AだけでなくBも)」の覚え方がとても楽しくて印象的でした。S先生は、アップテンポの手拍子に合わせて、まるでラップのように見事にクリアに言います。生徒のみんなもチャレンジしましたが、むしろ日本語の方がすらすらと言うのが難しいようで、なかなか先生のようにはいきません。

 この後もまだまだ盛りだくさんでした。オランダでは地形が平らなので、ペダルを逆に漕いだらブレーキがかかる「バックペダルブレーキ」というべダルがついた黒塗りの自転車が流行っているそうです。

 「話す・読む・聞く・書く」の語学に求められる4技能のすべてが詰め込まれ、とても楽しく内容の濃い授業でした。また、プロジェクターの効果も大きいのでしょうか、授業が終わってしばらくしても忘れることがないように感じる、しっかりと記憶に残る授業でした。終業のチャイムが鳴るまで、全員が能動的に学んでいた生徒にも感心しました。

not only A but also B(AだけでなくBも!)