朝咲き残る月見草
昨朝とは一転、秋晴れの朝になりました。出勤時、正門近くまで来たときに、クズの葉の間から1本メマツヨイグサがのきっと顔を出し、レモン色の花を咲かせています。この辺りでは結構所々に見かけます。
メマツヨイグサは夜に咲く花です。朝になり太陽が昇るとやがてしぼんでしまいます。そのため、花の大きなオオマツヨイグサ等とともに「月見草」と呼ばれています。日中しぼむのは、繊細な雌しべや雄しべを夏の強い日差しから守るためでしょうか。受粉は夜行性の蛾をターゲットにしているとのことです。淡く可憐なイメージから、与謝野晶子や若山牧水など、歌人にもよく詠まれてきました。
何気ない朝ですが、よく見ると、この辺りはあちらこちらに「きれい」があります。そんな風景の中で、生徒や私たち教職員のみんなが、「今日はどんな一日になるかなぁ」と楽しみに思えるような心で、毎朝を迎えられるようになればいいなと思っています。